離島振興60周年記念功労者表彰の伝達式を行いました。
2013年12月04日付

読切
離島振興に多大な功績のある方々が表彰されました

今年は、離島振興法制定から60周年という記念すべき年です。
この半世紀余にわたる離島振興の中で、多大な功績があった方々を顕彰するため、11月28日(木)、全国離島振興協議会主催の「離島振興60周年記念功労者表彰式典」が東京で開催されました。式典では、43名の方々が国土交通大臣賞を受賞されたほか、83名が全国離島振興協議会会長表彰を受賞されました。

このたび、五島市役所市長室で、五島市から選出された受賞者(団体)に対して、改めて伝達式を行いました。受賞されたのは、へトマト保存会のみなさんと前五島市長の中尾郁子さん。

へトマト保存会のみなさんは、国土交通大臣表彰を受賞されました。
国指定重要無形民俗文化財「下崎山町のヘトマト」は、豊作、大漁、子孫繁栄を祈願する町民総参加の民俗行事として、全国的によく知られる奇祭です。同会は、昭和61年設立以来、町内会、青年団、消防団を中心に、将来の担い手育成として崎山中学校の生徒を積極的に参加させるなど、行事の保存継承に努めてきました。

中尾郁子さんは、全国離島振興協議会会長特別表彰を受賞されました。
中尾さんは、平成16年、当時1市5町の合併により誕生した五島市の初代市長としてご就任されました。大変厳しい財政状況の中、新市のかじ取り役として2期8年間にわたり邁進され、現在の五島市の礎を築かれました。

野口市長は次のようにお祝いの言葉を述べました。
「へトマト保存会のみなさんは、わが国でも珍しい重要で貴重な文化を保存されていて、まさに五島の宝物。地域の子供たちもメンバーに加えながら伝統を継承されていて、他の地域の見本になっていると思います。この受賞を機会にますますご発展されることをお祈りいたします。中尾前市長におかれましては、平成16年の1市5町合併後最初の市長ということで、まさに母が子供を慈しむように、生まれたばかりの子供を育てるように8年間を過ごされたことと思います。五島市は、おかげさまで何とか財政を持ち直しました。しかし、間もなく合併算定替えという厳しい現実が待っています。いま、それに耐えるため事業等の見直しを進めているところです。五島市がスタート地点に立てたのは、前中尾市長の偉大なる功績のおかげだと感謝しています。これからもぜひ我々に良きアドバイスをいただけたらと思います。」

へトマト保存会の牟田会長は、「これまで頑張ってきた先輩方のおかげで受賞できたと思っています。伝統を守るためには、みなさんの協力が不可欠。青年団、消防団、学校の先生や子供たちなど、みなさんが協力してくださるおかげで長く続けることができており、後世に伝えることができます。」と感謝の言葉を述べられました。

中尾さんは、「島は大切。離島振興協議会だけでなく、日本の政治家が島を大切に思ってくださることに感謝します。今、尖閣諸島のことで問題があっていますが、これからは、今まで以上に島のことを良く見つめていかないといけないと思います。離島振興法制定60周年という記念の年、そして、気の抜けない緊張の時に、このような賞をいただいたということは、これからも島を見ていてくれとエールをもらったと思っています。」と語られました。