お守りさん
2018年01月10日付

読切
お守りさん

崎山地区に古くから伝わる伝統行事「お守りさん」。毎年1月10日、11日に行われます。

朝、お寺で経文を読んだあと、経文を昔から代々伝わる宿元(やどもと)へ運びます。宿元では、お守りさん一行(郷の総代ほか)が、経文の前でお神酒と雑煮をいただきます。雑煮には、お餅・里芋・厚揚げ・ごぼう・しいたけ・人参・昆布・こんにゃくが入っています。材料も味付けも昔から変わりません。

その後、羽織袴姿のお守りさん一行が、もろぶたに経文およそ十巻を載せ、その上に梅の小枝を乗せ宿元を出発、崎山地区の家庭を巡回します。お守りさんは、まちの人の頭の上に経文をかざし、「家内安全、無病息災。今年一年いいことがありますように。」と唱えます。
各家庭では座敷から一行を出迎え、頭の上にかざされた経文の下で手を合わせ、今年一年間の家内安全と無病息災を祈願します。

なお、この行事に使われる経文(六百巻)は、平家の落人が火の岳山麓にある経塚に隠してあったものと伝えられています。梅の小枝を経文の上に乗せるのは、経文を経塚から運ぶ途中、梅の小枝に掛かり、それを切り落としたことに由来するといわれています。

出典:平成15年1月発行 崎山公民館だより107号

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