まめカタシ
2011年10月12日付

第1回
カタシの実 採取

五島では、
9月にたわわに実った椿の実を手摘みします。
高くて届かない場合は、道具を使ってちぎります。
伊豆大島や利島では、
椿の下に目の細かい網を敷き、
熟してはじけた実から落ちた
種を拾っているそうです。
熟して落ちた種を拾うのが理想ですが、
落ちた種を拾い損ねた場合、
外見は変わらず中身だけが悪くなり、
その種を翌年新しい種と一緒に拾って絞ると油の質が悪くなってしまいます・・・。
大変質が良いとされる椿油の品質を保つため、
五島では、あくまでも手摘みにこだわっています。

摘んだ実は、布の上に広げて乾燥・熟成させます。
そうすると実がはじけて中から種が4、5粒コロコロっと出てきます。
その種をさらに日干しして十分に乾燥させて油をしぼります。

椿の花は早いもので9月中旬頃から咲き始めますが、
12月までに咲く花は「徒(あだ)花(ばな)」といい、
咲いても実を結びません。
実が成長する時期に寒(かん)が来て、
きちんと実にならないことが多いとのこと。
1月以降、特に3月に咲いた花が、
たわわな良い実になりやすいそうです。

9月11日(日)第1期カメリア講座:第1回カタシ採取より