■□■ アオリイカ(4月掲載) □■□
イカは全世界で約450種類が生息しているといわれています。この中で特に美味でイカの王様だと称賛されるのがアオリイカです。
北海道南部以南各地の沿岸やハワイ以西の太平洋、インド洋などの暖かい海域に分布しています。
雄の方が雌よりも大きくなり、雄は最大で40cmを超え、体重も3kgを超えるものもいます。寿命はわずか1年余り。子孫を残した後、力尽きます。
水温が上がる4〜9月、産卵期には故郷の岸辺に寄ってきます。産卵場所はホンダワラなど大型の海藻が繁る藻場です。およそ1ヶ月で孵化した子供はすでに親と同じ姿をしたミニチュア版で、胴長が7〜10mmもあるのです。
生後2ヶ月で10cm、4ヶ月で15〜20cmと驚くべき早さで成長していきます。この成長力を支えるものは、けた違いの食欲と並はずれた狩猟能力です。
五島では、ミズイカと呼ばれ主に春から夏にかけて定置網や釣りで漁獲され、地元漁協では扇白水(あおりひめ)という名前でブランド化を図っています。
アミノ酸の一種であるグリシンが多く含まれ、他のイカにはない甘さがあります。刺身が一番ですが天ぷら、煮つけもお勧めです。ミズイカの一夜干しも酒の肴に最高です。
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