地域包括ケアシステム
更新日:2021年11月4日
地域包括ケアシステムとは
高齢者のみなさまが、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるように、五島市、地域の医療、介護、福祉などが連携して、必要とされるサービスを切れ目なく提供していくサポート体制です。
どのように機能しているの?
例
- 市民の方から、地域包括支援センターへ相談
相談内容:入院治療後、介護保険サービスの利用の必要性があると言われた。 - 地域包括支援センターの対応
介護認定につながった場合は、ケアマネジャーがケアプランを作成し、自宅の手すりの設置やデイサービスへの通所など、自宅での生活を続けられるよう支援します。
地域包括ケアシステムの姿
医療
医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者に対し、一体的に提供できるよう連携・調整を行っています。また、在宅中心で生活できるよう、訪問看護や通所介護など、在宅サービスの充実を図ります。
地域包括支援センター
地域包括支援センターは、高齢者の生活を総合的に支える拠点です。関係機関と連携し、高齢者やその家族を支えています。
主な役割
- 介護予防のケアマネジメント
- 権利擁護(虐待の早期発見、成年後見制度の紹介など)
- 総合相談 など
介護
在宅を中心に生活できるよう、訪問看護・通所介護などの在宅サービス提供を行っています。また、特別養護老人ホームなどの施設サービスなどもあります。
地域の見守り・社会への参加支援
老人クラブ、町内会、NPOなどがこの役割を担っています。
例
生活支援コーディネーターは、地域の高齢者のニーズを把握し、老人クラブや社会福祉法人などの機関と連携。多様な生活支援サービスの提案、高齢者の居場所づくりや地域の支え合い体制づくりのコーディネートを行います。
事例紹介
住み慣れた地域で「自分らしい暮らし」をできるだけ長く続けるためには、どのようなことに気をつけて、どのような制度やサービスを活用したら良いのでしょうか。一つの事例を通して紹介します。
事例
80代のAさんは、持ち家で一人暮らしをしています。掃除や洗濯はなんとか自分でできるものの、最近、料理や歩いて買い物に行くのがきつくなり、配食サービスと移動スーパーを利用するように。また、家の段差につまずいて転倒することが増え、かかりつけ医に相談すると、「介護保険を申請して住宅改修費支給を受けてみては?」と提案されました。そこで、一緒にミニデイに通っている友人に、地域包括支援センターまで車で送ってもらうことにしました。
健康に気遣いながら、自分でできることはなるべく自分で頑張る。できないことは介護保険等のサービスや地域の医療、ボランティア、民間サービス、住民などの力を借りる。このように、地域が一体となって高齢者を支える構造が「地域包括ケアシステム」です。
このページに関する問い合わせ先
福祉保健部 長寿介護課 長寿支援班
郵便番号:853-8501
長崎県五島市福江町1番1号(本庁舎)
直通電話:0959-72-6194
ファクス番号:0959-75-0373(直通)