日本脳炎注意報が発表されました
更新日:2022年8月15日
日本脳炎~幼児や高齢者は注意が必要です~
日本脳炎とは?
日本脳炎ウイルスによって起こるウイルス感染症です。ヒトにはウイルスを持っている【蚊】に刺されることによって感染します。患者発生は西日本に多く、【蚊】の発生時期である夏から秋にかけて報告されています。ヒトからヒトへの感染はなく、感染者を刺した【蚊】に刺されても感染することはありません。発病率は感染者およそ100~1000人に1人。致死率は脳炎を発症した場合20~40%(幼児や高齢者では危険が高くなる)
症状は?
数日間の発熱・頭痛・嘔吐などで発病し、急激に光への過敏症・意識障害・けいれん等の中枢神経障害(脳の障害)。
日本脳炎ウイルスは、ブタの体内でいったん増えて血液中に出てきたウイルスを【蚊】が吸血し、その上で【蚊】が人を刺した時に感染します。
長崎県では日本脳炎の流行予測を目的として、毎年6月から9月の間に日本脳炎ウイルスの増幅動物であるブタのウイルス感染状況を調査しています。令和4年8月3日に調査した10頭のうち、4頭の豚から、日本脳炎ウイルスに最近感染したことを示す抗体を検出しました。
【予防法】
(1)日本脳炎ワクチンの接種(第1期・第2期あわせて計4回接種)
◯定期予防接種は、毎年度対象者へは勧奨通知を送付しています。
標準的スケジュール:第1期3歳の時に2回(6~28日間隔をおく)、その後概ね1年後(4歳の時)に1回、第2期9歳の時に1回
◯任意接種も可能です。医療機関にご相談ください。
(2)【蚊】に刺されない工夫
【蚊】の活動する時間帯(夕方~夜明け)には屋外で過ごすことを避ける。
戸外で過ごすときは、できるだけ皮膚の露出を避ける(長袖、長ズボン等の着用)。
虫よけスプレー等の活用
網戸を閉め、【蚊】が家の中に入らないようにする。
(3)十分な休息
休養、栄養、睡眠を十分にとり、過労を避けて免疫力を維持して発症を予防する。
関連リンク
- 日本脳炎注意報の発表~特に幼児や高齢者は注意が必要です~(外部サイトにリンクします)
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