その2.「五島市離島漁業振興策研究会」発足
更新日:2020年4月27日
洋上風力発電などの再生可能エネルギーを漁業振興につなげるため、水素を使った燃料電池船の実現可能性を探る「五島市離島漁業振興策研究会」が発足しました。
「五島市離島漁業振興策研究会」の内容
環境省事業で建造した水素燃料電池船の試験航行データを基に、水素燃料電池漁船の安全性や機能性、漁具を積み込むスペースの確保などを検証し、定置網など沿岸漁業に適した漁船の開発をめざします。水素供給のインフラも併せて検討します。
今後5年間の研究で、2020年度以降の実用化をめざします。水素燃料電池漁船が実現できれば、燃料高騰にあえぐ漁業者の負担軽減も期待されます。
組織
国立研究開発法人水産総合研究センターの呼びかけで、長崎県、地元漁協、五島市など7つの機関で組織します。オブザーバーで環境省や国土交通省なども加わるほか、燃料電池車「MIRAI(みらい)」を開発したトヨタ自動車も技術アドバイザーとして連携します。