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五島市の再生可能エネルギー情報

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その18.持続可能な五島の未来をつくる、地域新電力の紹介

更新日:2022年6月20日

持続可能な開発目標7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに

五島の自然エネルギーから生まれた電気をご家庭や企業・工場へお届け!ごとうの電気powered by 五島市民電力

ごとうの電気をみなさんに届けたい

五島市は、陸上風力発電や太陽光発電の導入が進むとともに、浮体式洋上風力発電の日本初の商用運転が行われている、日本屈指の「再エネ先進地」です。すでに、市内電力需要の約50%が再生可能エネルギーによって賄われています。

しかし、再生可能エネルギー発電所に関わる一部の人以外、再生可能エネルギーについてあまり身近ではない面があったかもしれません。さらに、五島市内より島外へ流出する年間電気代は約30億円以上とも言われますが、あまり意識する機会もなかったと思います。

五島の再生可能エネルギーを用い、電気の地産地消ができれば、島外へ流出するお金の一部でも地元に回るのではないか、また、それに伴い、地域課題の解決や地域雇用へとつながるのではないか、との思いから、五島市民電力は設立されました。

五島市民電力は、再エネが含まれる電気を島内外に販売していくとのことです。そして、ただ電気を売るだけでなく、電力事業をベースに新たな雇用を生み出し、再エネを生かした付加価値を生み出していきたいとも考えています。同社は「五島の自然エネルギーで未来をつくる」の理念を掲げて事業活動を行っており、今後、五島を元気にしていってくれると期待されます。

1.地産地消、2.地域貢献、3.地域雇用

電力自由化の大きな流れ

2016年4月から、家庭も「電気を選ぶ時代」が始まりました。いわゆる、国の政策により「電力の小売り全面自由化」が行われたためです。

それまで、電気の販売は、東京電力や九州電力など従来の大手電力会社が独占していました。しかし、自由化により様々な業種の人たちが参入し、競争が生まれ始めています。その結果、料金が安くなったり、さまざまなサービスを受けられるようになってきています。

実は、小売りの自由化自体は2000年にスタートしていました。しかしその対象はビルや大きな工場だけで、一般家庭までは広がりませんでした。

ところが2011年の東日本大震災に伴う福島第一原発事故を機に大手電力会社が独占する体制は、「危機管理の面からも問題があるのでは」といった指摘が国の委員会でなされ、小売りの自由化が一気に加速しました。

さらに、原子力発電に対して不安や疑問を投げかける声も広がり、国も太陽光や風力など、自然のカを生かした「再生可能エネルギー」の導入推進に力を入れるようになりました。

五島市民電力もこの流れに沿って誕生した電力会社です。

ごとうの電気(流れ)

五島市民電力の取り組み

2022年6月17日現在、五島市民電力には54の企業、団体、個人が出資を行い、 5つの販売店(取次店)が「ごとうの電気」を、五島市内を中心に販売しています。既に、現在の五島市内の申し込み件数はのべ1300件を突破しました。

さらに、五島市民電力では、SDGsの取り組みにも積極的で、その一環として、新規お申し込みのお客様にオリジナルエコバッグの配布を行っています。

これをお読みの皆様も、五島の持続可能な社会づくりのため、まず出来ることを1つ始めてみませんか?

この機会にぜひ、ご家庭や企業の電気プランについてご検討してみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ先

五島市民電力カスタマーセンター
電話番号:0959-72-6006