その22.令和2年度啓発活動「浮体式洋上風力発電について考える」体験学習を開催
更新日:2020年10月22日
2020年10月11日(日曜日)、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として長崎市内と五島市内の高校生向け啓発活動の体験学習を行いました。
本年度は初めて市内外の高校生を対象とした事業を開催したところ、市内から3校、市外から2校の20名の生徒に参加いただきました。
この時期には珍しい台風の心配もありましたが、無事長崎からの生徒さんも五島に来ることができ、崎山沖の浮体式洋上風力発電施設や半潜水型スパッド台船「フロートレイザー」を見学しました。
また、ROV(海中探索ロボット)の製作・操作体験の講師に長崎総合科学大学工学部船舶コース教授松岡和彦様をお招きしての体験学習も行いました。
長崎総合科学大学の大学生4名がROV製作の助っ人として参加し、生徒たちに適切なアドバイスをしてくれました。
生徒たちからは、「実際に間近で見る洋上風車や半潜水型スパッド台船の大きさがすごかった。」、「(ROV制作は、)他校の生徒同士のグループで初めは戸惑いもあったが、意見を出し試行錯誤しながら改良を重ねて協力する過程が楽しかった。」などの感想もありました。
それぞれのグループが同じ材料で異なった形のものを作り上げただけでなく、実際にROV操作体験をしたことで普段はあまり経験できないことができ、生徒同士の交流も貴重な時間となったようでした。
長崎県は海洋再生可能エネルギーを柱とする海洋開発の先進地でもあります。
今回の啓発活動を通じて、生徒のみなさんの海洋関連分野への関心がもっと高まり、今後の将来の選択に少しでもお役にたてれば嬉しいです。
参加してくださった生徒の皆様、引率の先生方、ありがとうございました。
福江港2階風車模型前にて風車についての説明
崎山沖洋上風力発電施設見学
半潜水型スパッド台船「フロートレイザー」見学
ROV製作・操作体験後の団体写真
ROV(海中探索ロボット)製作
ROV(海中探索ロボット)体験