脱炭素社会の先行実現を目指す「脱炭素先行地域(第5回)」に選定されました
更新日:2024年11月1日
市は、五島市ゼロカーボンシティ計画に基づき、脱炭素社会の実現に向けた取組を行っています。
この度、市は、環境省が実施する「脱炭素先行地域(第5回)」に応募し、選考が行われた結果、令和6年9月27日付で選定されました。
脱炭素先行地域とは
脱炭素先行地域は、2050年カーボンニュートラルに向けて、2030年までに民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現するとともに、運輸部門や熱利用などの温室効果ガス排出削減についても、地域特性に応じて実現することを目指す地域です。
国は、少なくとも100か所の脱炭素先行地域を選定し、積極的な支援を通じて多様な地域における地域課題を同時解決し、住民の暮らしの質の向上を実現しながら脱炭素に向かう取組の方向性を示すこととしています。
提案者
主たる提案者五島市
共同提案者五島市民電力株式会社、有限会社イー・ウィンド、戸田建設株式会社、株式会社ATGREEN、五島市ゼロカーボンシティ実現協議会、株式会社十八親和銀行、福江信用組合、フローティング・ウィンド・アグリゲーション株式会社
提案名
系統混雑エリアへ再エネ導入をさらに進める「地域アグリゲータ」モデル
~出力制御を地域全体でマネジメント~
提案概要
洋上風力発電や大型太陽光発電などの再生可能エネルギーの立地が進み、送電容量制約による出力制御が予想される系統末端部に位置する五島市において、地域新電力がダイナミックプライシング(注1)を活用した再エネメニューを創設するとともに新設する地域アグリゲータ(注2)がデマンドレスポンス(注3)を行い系統混雑緩和に貢献。これによって、 FIP風力発電の出力抑制を回避することにより発電事業者が得る収益を地域に裨益させます。併せて、アグリゲータを通じて非化石価値(注4)をマネジメントし、洋上風力等の再エネの地産地消を促進。さらに、卒FITを迎える太陽光発電設備を活かした蓄電池併設リユースパネルのオンサイトPPA事業の導入を図り、今後社会問題として大量発生が予想される卒FIT太陽光パネルのリユースを促進する事業モデルを創設します。
1ダイナミックプライシング:電力の需要・供給の状況に関係がある指標を基にして一定の時間ごとに変動する電気料金価格。 |
環境省発表資料
脱炭素先行地域(第5回)選定結果について
https://policies.env.go.jp/policy/roadmap/assets/preceding-region/5th-DSC-kekka.pdf
第5回脱炭素先行地域の概要
https://policies.env.go.jp/policy/roadmap/assets/preceding-region/5th-DSC-kekka-gaiyo.pdf
参考
今回選定されたことにより、国の支援(交付金等)を重点的に受けることができます。
(環境省)脱炭素先行地域選定結果
第1回(令和4年4月26日公表) 採択26件(提案79件)
第2回(令和4年11月1日公表) 採択19件(提案50件)
第3回(令和5年4月28日公表) 採択16件(提案58件)
第4回(令和5年11月7日公表) 採択12件(提案54件)
第5回(令和6年9月27日公表) 採択9件(提案46件)