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五島市の再生可能エネルギー情報

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その2 なぜ洋上風力発電?どうして浮体式?何で椛島?

更新日:2012年06月11日

温室効果ガスの排出を削減するため、世界各地でエコエネルギーの導入の動きがさかんになっています。

そんな中、日本は、洋上風力発電に大きな期待を寄せています。
なぜなら、日本は、排他的経済水域の面積が世界第6位の海洋国。

洋上には風力発電の大きな可能性が眠っているからです。
洋上は風が強く、風速の変動も少ないため、安定的で効率的な発電が見込まれています。

洋上風力発電のうち、水深が浅い海域には着床式が適していますが、より効率的な発電ができると思われる深い水深の海域に対応するためには、浮体式を採用する必要があります。

しかし、浮体式洋上風力発電は世界的にも実証段階で、日本での導入事例もありません。

このため、環境省では、我が国初となる2MW級の浮体式洋上風力発電実証機1機の設置をめざして平成22年度から事業を始めていて、受託者グループ(代表:戸田建設株式会社)は、これまでに候補海域の選定、環境影響調査や風力発電施設の設計・建造・設置の検討を行ってきました。

今回の小規模試験機の設置は、環境への影響や安全性についての情報を集めたり、浮体の揺れが設計どおりになっているか、計画どおりに発電できるかなどを検証することが目的。

その成果を、平成25年度の実証機建造や風車制御に反映させる予定です。

なお、椛島周辺海域は、年平均風速7.5メートル/s(海上60メートル)が見込める一方、波高1メートル以下の出現頻度が年間約89パーセントと穏やかであるため、洋上風力発電に適しているとの判断で、設置場所に選定されました。

(参考:環境省浮体岸洋上風力発電実証事業受託者グループ 6月9日報道資料)

  • 浮体式洋上風力発電の画像

    浮体式洋上風力発電

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