日本初、500kWの「潮流発電機」が国の審査に合格しました。
更新日:2021年6月16日
令和3年5月20日、環境省の委託事業として実証に取り組んでいる潮流発電の発電機が、経済産業省が実施する電気事業法に基づく使用前検査に合格したと発表されました。
五島市で1月に始めた実証実験で使用している発電機が商業運転に必要な安全性や性能を満たしていると国から認められました。
大型の潮流発電機では日本初となります。これは、潮流発電システムは次世代の再生可能エネルギーとして期待されており、認定は商用化に向けた第一歩となります。
【九電みらいエナジー株式会社提供】
発電機は五島列島の奈留島と久賀島の間にある「奈留瀬戸」の水深約40メートルにあり、潮の満ち引きに合わせて発生する潮流でプロペラを回して発電します。
出力は500キロワットで、奈留瀬戸の速い潮の流れを生かして実験開始から3カ月超で一般家庭360戸の月間使用電力量に相当する約8万キロワット時を発電しました。
実証実験は、九電みらいエナジー株式会社とNPO法人の長崎海洋産業クラスター形成推進協議会が環境省から受託しており、「今後も実験を続けてデータを蓄積し、早期の実用化を目指したい」(九電みらいエナジー株式会社)としています。
これまでの環境省の潮流発電技術実用化推進事業の取組を紹介している動画がございますのでぜひ下記リンクよりご覧ください。
関連ファイル
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関連リンク
- 九電みらいエナジー(株)環境省 潮流発電技術実用化推進事業の紹介動画(YouTube)(外部サイトにリンクします)