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五島市の再生可能エネルギー情報

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久賀島で「ちょこモビ」実証実験

更新日:2014年03月20日

持続可能な開発目標7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに9.産業と技術革新の基盤をつくろう13.気候変動に具体的な対策を

信仰の島で未来を体験

2014年3月18日(火曜日)、久賀島で「ちょこモビ(超小型モビリティ)」の体験試乗会が行われました。試乗会に訪れた約20人の島民が、地域おこし協力隊の市村さんに操作説明を受けながら試乗しました。試乗された方は、「乗った感覚はバイクに近い。未来体験で最高。」「気持ちよかった。車体が低いので、風を感じることができていい。」と感想を述べていました。

ちょこモビの仕様は以下のとおり。

日産 ニューモビリティコンセプト

  • 長さ:2.34メートル
  • 幅:1.19メートル
  • 高さ:1.45メートル
  • 動力:モーター(電気)
  • 走行距離:1回の充電で約100キロメートル(充電時間4時間/200V)
  • 最高速度:時速80キロメートル

ちょこモビは、3か月間(2014年6月14日まで)、久賀島出張所に置かれます。そして、出張所職員や島民の皆さんに乗っていただいて、島での走行の安全性や乗り心地、操作性などを検証します。ゆくゆくは、シェアリングやレンタカーも視野に入れて検証を進めます。そして、平成26年度には、国の超小型モビリティ導入促進事業に公募したいと考えています。

産学官が連携して、平成21年度から5年間にわたって五島列島で進めてきた「長崎EV&ITSプロジェクト(電気自動車と高度道路情報システムを組み合わせた未来型ドライブ観光システム)」の実証事業は、今年度で終了します。そこで、五島市は、次のステップとして超小型モビリティの実証事業をこの久賀島でやりたいと考え、長崎県と連携して、今回の実証実験が実現しました。

五島市は、今年こそ「長崎県の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産登録についてユネスコへの推薦を勝ち取りたいと思っています。しかし、登録=ゴールではなく、登録された後のことも考えなければいけません。そこで、世界遺産の地を観光するために久賀島を訪れたみなさまに満足していただけるように、体験型観光の推進等と併せてちょこモビ実証実験を行っている次第です。

観光客のみなさんが、久賀島の体験型観光(民泊)でいろんな体験をして、さらに、ちょこモビに乗って「信仰の島で未来を体験」して、満足して帰っていただける流れを作りたいと思っています。

五島市は、さまざまなものを提供しながら、久賀島を元気にしたいと考えています。

久賀島

  • 面積:37.35平方キロメートル
  • 人口:380人
  • 特徴:国の重要文化的景観に選定されている。世界遺産登録を目指す「長崎県の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産でる『旧五輪教会』がある。ハート形の島。
  • ちょこモビを見つめる久賀島の人々の画像

    ちょこモビを見つめる久賀島の人々

  • 運転席付近はこんな感じの画像

    運転席付近はこんな感じ