パン工場

更新日:2019年2月20日

(1)パンはどうやってつくられているのかな?

1 計量

計量

パンの材料(ざいりょう)の重さを計って、トレーに入れていきます。1種類(しゅるい)のパンを作るために使う材料(ざいりょう)を、1つの入れ物にまとめておき、分量(ぶんりょう)の間違(まちが)いを防(ふせ)ぎます。

2 仕込み(しこみ)

仕込み

材料(ざいりょう)を練り合わせていきます。機械(きかい)を使うので、同じ力、同じ時間で練ることができます。この時に、イースト菌を入れます。

3 分割(ぶんかつ)

分割

練り上がった固(かた)まりを適当(てきとう)な大きさにカットします。
同じ大きさにするためにパット(写真中央の赤い用具)を使います。

4 形成(けいせい)

形成

形を整えたり、あんこなどの具材(ぐざい)を入れたりします。

5 冷凍(れいとう)

冷凍

保存(ほぞん)・出荷しやすいように、-35℃の冷凍庫(れいとうこ)の中で、1日かけて冷凍して固(かた)めます。

6 袋・箱詰め(ふくろ・はこづめ)

袋・箱詰め

袋に入れたあと、箱に詰(つ)めて、出荷準備(じゅんび)をします。1つ1つ表と裏を点検して、異物(いぶつ)が付いていないかを確かめます。
注:この時には、金属探知機(きんぞくたんちき)を使ってパンの中に金属類(きんぞくるい)が入ってないか、最終(さいしゅう)チェックをします。

7 保管(ほかん)

冷凍庫(れいとうこ)に保管(ほかん)します。冷凍庫の中は、ー25℃です。3日間保管します。

8 出荷(しゅっか)

専門(せんもん)のトラックで出荷します。午前中に一度、出荷の確認(かくにん)をして、夕方に配送します。

(2)どんなパンを、どれくらいつくっているの?

メロンパンが中心で大人気。7種類(しゅるい)のメロンパンがあって、チョコや抹茶(まっちゃ)などもある。ほかに、チーズパンやカレーパンなどがある。新商品は、黒糖(こくとう)パンでとても甘く、おいしい。
多いときは5万個(こ)作るときもある。今までに比(くら)べて注文が増(ふ)えているので大変(たいへん)。

(3)どんな役割の人がいるの?

それぞれの場所にその仕事の担当者(たんとうしゃ)がいる。仕事内容(ないよう)が難(むずか)しいので、他の仕事を手伝(てつだ)うことはほとんどない。

(4)パンを作るときに気をつけていることは?【工場長の話】

1つ目は、安全・衛生(えいせい)面です。機械(きかい)を使うので、その点検(てんけん)はしっかりとしています。作る時間が変(か)わったり、機械(きかい)のカスなどが入ると食べられなくなるので、いつも目を光らせています。また、仕入れた材料(ざいりょう)にカビがないかなども確(たし)かめます。2つ目は、パンの品質(ひんしつ)です。たくさんの人でチェックするようにしています。

  • 計量(けいりょう)チェック:材料の間違いはないか。決められた量が入っているか。
  • イーストチェック:そのパンにあったイーストが入ったか。
  • 番号チェック:出荷用・検査(けんさ)用・保管用(ほかんよう)の番号札が合っているか
  • 最終チェック:異物(いぶつ)が付いてないか(袋詰(ふくろづ)め直前)特(とく)に、計量チェックは重要(じゅうよう)です。ここで間違うと味が全く変わります。同じ色の材料が多いので、見た目だけでなく、材料の味を確かめることもしています。