さんごの加工

更新日:2019年2月20日

(1)さんご加工品は、どうやってつくられるのかな?

写真1

  • 1 原木のすみどり
    原木をデザインに応(おう)じておおまかな形に切る
  • 2 ダイヤ版せつだん
    原木をデザインに応(おう)じておおまかな形に切る
  • 3 図案つけ

写真2

  • 4 グラインダー荒削り
  • 5 粗掘り
  • 6 中彫り
  • 7 仕上げ彫り

写真3

  • 8 つや出し

(2)さんごはどこから取ってくるの?

加工(かこう)品に使うさんごは、水深100メートルから200メートルの海底(かいてい)にいます。昔 だいたい昭和30年頃(ねんごろ)が一番とれてたそうです。 しかし、だんだんと少なくなり、今ではほとんどとれません。

(3)どんな方法で取ったの?

  1. 船の上からさんご網を海の中に落とす。
  2. 潮の流れで網がずれる。
  3. ずれていく網にさんごがからみつく。
  4. しばらくして網を引き上げる。

人の力で網を引くと、網が浮(う)き上(あ)がるのでうまくさんごがかからないそうだ。さんごが見えているわけでもなく、網(もう)にかかっていないことも多い。

(4)さんごの特徴は?

  • 色:白、 桃(もも)、赤、黒の4種類(しゅるい)がある。(黒はほとんどなく、赤も少ない。)
  • 成長(せいちょう):10年で1ミリメートル程度(ていど)
  • 硬(かた)さ:人間の歯くらい
  • 腔腸動物(こうちょうどうぶつ):クラゲやイソギンチャクの仲間(なかま)
  • 東洋:七宝(しっぽう)石
  • 西洋:お守りとして
  • 日本:魔除(まよ)け、儀式(ぎしき)などでの飾(かざ)り

(5)さんごを加工するときに大変なことは?

さんご職人さんの話

図案(ずあん)です。原木(形、色、大きさ)を生かすようにして、描(えが)いていかなければなりません。また、削(けず)るときも大変(たいへん)です。たくさんの小さな道具を使いながら、キズやヒビを出さないように丁寧(ていねい)に削(けず)ります。とても貴重(きちょう)なものなので気を遣(つか)います。