暖房につかわれていた道具

更新日:2019年9月17日

大火ばち

大火ばちの写真

50センチメートルほどの大きさで、陶器製という、火に強い素材で作られているものが多く、この中に小石をしき、その上に火ばちの3分の1ぐらいまで灰を入れて使っていました。
木炭は、火おこしに入れて火にかけ、全体が赤くなってから火ばちに入れていました。

手火ばち

手火ばちの写真

30センチメートルより小さいぐらいの火ばちをさしたもので、細かい手作業をする際、近くに置き、指先を温めることに多く使われていました。火力を上げたいときには、木炭の量を増やして使っていました。

おばあさんのはなし

昔は、灯油や電気を使って部屋を暖める器具はありませんでしたから、木炭を使って部屋を暖めていました。しかし、木炭は、なかなか火がつかず、今の暖ぼう器具のように部屋全体が暖まることはありませんでした。冬は、綿入れなどを着て過ごすのが当たり前で、今のようにスイッチ一つで暖かくなるくらしができるなど思ってもいなかったよ。