ヘトマト
更新日:2019年2月21日
開催時期は?
1月中旬の日曜日
開催場所は?
五島市下崎山町
始まったのは?
不明
由来
「ヘトマト公開調査」市教育委員会昭和54年調査
『中通島小串(現在の新上五島町小串郷)の正月16日の的射(マトイ)の行事があり、12才以下の男の子二人を選んで前日の15日に的射を行い、16日に的やぶり(アトマト)の行事を行った。その小串の的射の行事のアトマトが長年かかって変化し、ヘトマトとなった』
五島史と民族」著者平山徳一氏
『ヘトマトの語源は未だ定説はないが、各地方によく見られる正月行事をまとめて催すところに語源の秘密があるように思える。
この地区で行われていた的射がすんだ後で的を破る役割だった「アトマト」から由来。
祭りで使う草履の形が女性を表すことに関するものから由来。
泳ぎに行くとき、魔よけとして釜についたへぐら(すす)を体に塗っていたが、このヘトマト祭りでも若者は全身へへぐら(すす)を塗っていることから、釜(へ)と的(マト)の重言ではないか。』
お祭りの内容は?
- 奉納相撲
白浜神社で、幼稚園児~大人まで相撲をとります。 - 羽根つき
その年に結婚した女性が俵の上に乗って行います。 - 玉せせり
勝った方が鯨の分配量を頭付きで取れるため、熱の入れようがすさまじく、刃傷沙汰が絶えなかったことや、鯨が捕れなくなったこと、戦争で祭りを行う青年がいなくなったことから一時、廃止されましたが、現在は、復活しています。ただし、鯨を捕ることや分配などはしていません。 - 城山神社に奉納
長さ3メートルの大草履に観衆の中から見つけた娘さんを乗せて町中を練り歩く。