ジオパーク講座「ジオパークへの道」開催

ジオパーク講座「ジオパークへの道の様子」

平成30年11月19日（月曜日）、五島市役所でジオパーク講座「ジオパークへの道」を開催しました。

講座には五島列島ジオパーク推進協議会の会員や地域団体、ガイドの方々合せて約30名の参加がありました。

今回の講座では、ジオパーク活動に精通し、長年五島列島の地質を調査研究している九州大学大学院准教授の清川昌一氏をお招きし、「五島列島がジオパークになるためについて」のお話をいただきました。

五島列島は、今から1700万年前に五島層群と呼ばれる中国大陸から流れてきた土砂によってできた地層が土台となっていること。五島列島が福江島や奈留島など5つの島に分かれたのは、島と島の間に大きな断層があり地層がずれて分かれたことなどを説明していただきました。

また、ジオパークで地域が盛り上がるためには、市民のアイデアが必要なこと。市民の方々がジオパークをどのくらい理解し、自分たちの地域をどのようにしたいかを考えることが大切だとのお話がありました。

ジオパーク活動への市民参加としては、保全活動やガイド、お土産品の開発等を紹介していただきました。

五島列島の成り立ちや、ジオパーク活動への住民参加の重要性などをお話いただき、とても刺激になる講座でした。