ジオパークガイド講習会（第2回）開催

岐宿地区魚津ヶ崎での講習会の様子

平成30年11月26日（月曜日）、ジオパークガイド講習会（第2回）を開催しました。

今回の講習会では、岐宿地区と三井楽地区の見どころ（ジオサイト候補地）を中心に現地で実際に学びました。

まず、岐宿の魚津ヶ崎付近にある立小島で五島層群の褶曲構造を観察しました。

立小島周辺は、砂や泥が堆積した地層（五島層群）が、さまざまな力により傾いてほぼ垂直になり、柔らかい部分が削られてノコギリ歯状になっています。

福江島側が古い地層で、沖に行くに従い新しい地層となっており、地層が垂直になっている様子を観察することができました。

その後、白良ヶ浜の漣痕や砂丘、魚藍観音をまわりました。最後に、三井楽の柏港周辺で、お酢を使って石灰岩を調べる実験をしました。石灰岩はカルシウム分が含まれているため、お酢をかけると泡が出ます。

柏港周辺の地層では、クロスラミナ（斜めに交わるように重なってる地層）や貝の化石が含まれている岩石などもあり、参加者は興味深く観察を行っていました。