ジオパーク専門員が、第2回ジオ学習会で講師になりました
更新日:2019年4月25日
第2回ジオ学習会の様子
平成31年1月9日(水曜日)に開催された第2回ジオ学習会でジオパーク専門員が講師となり学習会を行いました。
この学習会は五島自然塾が主催し、市民がジオパーク専門員などの専門家の話を聞く機会を作り、ジオパークへの理解を深めることを目的としており今回は第2回目の開催でした。
学習会では、はじめに五島自然塾が九州大学大学院清川准教授の調査同行報告を行いました。
報告では六方海岸の海食崖やノジュール、鐙瀬の溶岩海岸、鬼岳南麓部にある火山灰層と溶岩の境についてなどを報告しました。
次に、五島列島ジオパーク推進協議会の専門員より五島の「黒曜石」について説明を行いました。
五島では岐宿の遺跡などから黒曜石の矢じりが発見されていますが、その産地がどこであるかを調査することにより古代人がどのような地域と結びつきがあったのかを知ることができます。
五島では奈留島に黒曜石が産出しますが、ここの黒曜石では無いことが調査によってわかり、現在他の様々な地域の黒曜石と比較しながら調査を進めている段階であることを報告しました。
最後に、九州大学大学院の清野准教授より漣痕について説明がありました。漣痕は浅い水面下でできます。漣痕を計測することによって、どのような環境であったかがわかることを説明しました。
学習会中は活発な質疑応答・意見交換が行われ、第1回目につづき大変有意義な学習会でした。
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