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ジオパーク講演会「地球の歴史と五島列島」を開催しました

更新日:2019年4月25日

  • 参加者数 約90人の様子の写真

    参加者数 約90人

  • 講演会の様子の写真

    講演会の様子

  • 講師のみなさんの写真

    講師のみなさん 左から伊藤氏、牛久保氏、清川氏、金子氏、大岩根氏

平成30年3月3日に、五島市消防本部会議室でジオパーク講演会『地球の歴史と五島列島』を開催しました。講師として様々な分野の専門家5名をお呼びし、五島列島の成り立ちから地球の不思議・地震、そしてジオパークについてお話いただきました。

まず、ジオパーク活動を行う上で、ジオとは一体何んなのか?ということを知る必要があります。ジオパークは大地(ジオ)を基礎として、それらの成り立ちや特徴を活かした、人々の豊かな暮らしを楽しく知ることができる場所です。

では、五島列島はどうやってでき、どのような特徴があるのでしょうか。

講演会では、初めに九州大学大学院准教授である清川氏から『五島列島の成り立ちと地球全史』について、そして九州大学大学院修士の金子氏から『五島列島の形成』についてお話いただきました。五島列島はどのような過程で形成されたかを地球の歴史と共に説明していただき、なかなか知ることの出来ない五島列島の大地の仕組みを学ぶことができました。

次に、海洋研究開発機構高知コア研究所技術研究員 牛久保氏より『推定43億歳!?私たちの住む大地の不思議』についてお話いただきました。地球全体の成り立ちを「地殻」に着目してお話いただき、他の天体と比較して地球の大地の独自性などを学ぶことができました。

次に、日本ジオパークに認定されている三島村・鬼界カルデラジオパークでジオパーク専門員として活動されたご経験のある、合同会社むすひの大岩根氏に、『地域の未来を元気にするジオパーク』についてお話いただきました。

講演の中で、ジオパークをいかに楽しむかというお話がありました。ジオパークは地形地質だけを大切にするための仕組みではなく、地形や地質学的な資源を始めとして、それらに適応して育ってきた生態系や、それら全てを活用して生活してきた人間の歴史や文化、そしてそれらのつながりを住民が理解し、楽しみながら継続的に活用することが大切とのことでした。ジオパークは、地域の未来を元気にするための道具として活用することを改めて教えていただきました。

最後に、茨城大学教授の伊藤氏から『「揺れる国」と「揺れない国」:それぞれの自然観と災害文化』についてお話いただきました。地震がある国とない国では、自然観や災害文化が違うことを分かりやすくご説明いただき、大地と私たちの暮らしが密接していることを改めて感じることができました。日本は地震が多い国ですが、五島列島を見てみると、ここ100年間で地震の数は東京の約4%しかないお話も伺い、五島列島は地震が少ない場所だと知ることもできました。

参加者の方々からは「大変興味深かった」、「ジオパークに興味が湧いた」というご感想をいただきました。私たちが暮らす五島の大地を知り、また地球・大地のおもしろさを学ぶことの出来る講演会でした。

このページに関する問い合わせ先

地域振興部 文化観光課 文化保存活用班

郵便番号:853-8501
長崎県五島市福江町1番1号(本庁舎)

直通電話:0959-72-6369
ファクス番号:0959-74-1994(代表)

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