「溶岩塩」自然工房匠の釜
更新日:2021年8月1日
紹介
下大津町、眼下に海を望む「自然工房匠の釜」。平成25年に看板を上げ、鐙瀬溶岩海岸付近の海水を使った上質な塩「溶岩塩」を作り続けています。
工場長の辻つじ洋ひろしさんは、新上五島町の石油備蓄基地関連事業の元船長。定年後も海と関わりのある仕事として、塩の製造に情熱を注いでいます。
工房では丸2日かけて塩を炊き上げていきます。1 日目は、不要な物質等を取り除いた海水を大きな平釜に満たし、薪をくべながら炊いて水分を飛ばします。2日目には結晶化がいよいよ始まり、沸騰させないように細心の注意を払いながら火力を調整。この調整が見た目の美しさや食感につながる最重要工程です。夏には工房内が50℃を超える暑さとなり過酷な環境ですが、上質な塩を作るため、まさに命がけで作業に取り組んでいます。
こだわりのポイントは、環境配慮と驚くほどの丁寧さ。火入れの燃料となる木材には、親会社で建設業を営む有限会社アクティヴの工事現場で伐採された木や解体された建築木材を再利用。品質の良い塩を提供するため、一粒一粒をルーペで拡大しながら選別しています。
溶岩塩の中でも希少な「一番塩」を食べてみると、とてもまろやかで優しい甘みがあり、苦みは全くありま
せん。お寿司やステーキ、天ぷらとの相性は抜群といわれるのも納得。シンプルに塩むすびでも、普段と違っ
たより美味しい体験ができるとのことです。
東京銀座の寿司屋やレストランからの注文もあり、また、福岡のホテルのスイーツの材料のひとつとして採
用されたり、料理のプロも認める高級な一品。遠方の人向けにオンラインショップを設けており、ふるさと
納税の返礼品としても人気の商品です。
「コロナが落ち着き全国の飲食店が再び活気づいたら、うちの塩をもっと広めていきたい」と語る辻さん。美味しい料理の決め手は塩。ぜひ一度お試しください。
取材・執筆/ライターグループfumoto
工場長の辻さん(写真右)と職員の草野さん
自然工房匠の釜外観
溶岩塩パッケージ
まろやかで優しい甘みが特徴の溶岩塩
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ファクス番号:0959-74-1994(代表)
問い合わせ先
自然工房 匠の釜
住所:長崎県五島市下大津町167番地2
電話番号:0959-72-3277
【ふるさと納税に関する問い合わせ】
政策企画課まちづくり推進班
電話番号:0959-72-6782