ハーブインストラクター 北川栄惠さん(平成30年8月掲載)
更新日:2019年2月19日
奈留島と東京の二地域居住
北川さんは、生まれも育ちも東京葛飾。東京で製薬会社の研究員として勤めた後、ハーブインストラクターの資格を取得。セミナーや料理研究、執筆活動をしていました。
ご主人が奈留島出身で、島で暮らす義父の心配もあったことから、奈留島に空き家を購入。「経験や知識をまちのために活かせれば」との想いから、東京と奈留島を行き来しながら、まちづくりに関わってきました。そして、平成30年5月、奈留島にハーブ工房「Herbal Forest」を開業しました。
ハーブとの出会い
北川さんは、製薬会社に勤めていた頃、女性特有の不調に見舞われましたが、薬には副作用があるため悩んでいました。その時、同僚がハーブを紹介してくれ、半信半疑だったものの、ハーブを1ヶ月飲み続けたら症状がなくなりました。「私は体が丈夫ではなく薬信者でしたが、この経験でハーブを面白いと感じ、学び始めました」。
健康と密接に絡んだお店
お店には、常時30種以上のハーブが並びます。北川さんが学んだ百数十種類のハーブのうち、飲みやすく使いやすいものを厳選して置いています。
ハーブの個別販売はもちろん、オリジナルブレンドハーブティーの販売も。「ハーブは嗜好品ですが、体に良い飲み物。お客様の気分や体調に合わせてブレンドします。プレゼントしたい方のイメージや雰囲気に合わせたブレンドもできますよ」。
奈留島の一番の魅力は「人」
「奈留の人はとにかく優しくて面倒見が良い」。
北川さんは、東京と奈留島の二地域居住は人生を大きく変える決断で、年齢的に体力が落ちるなか気力だけで突き進んでいいのか不安を抱えていました。「決断を快く受入れてくれた夫や義両親をはじめ、奈留まちづくり協議会や奈留支所職員、一般社団法人リノベーションまちづくりセンター、三兄弟工房、応援してくれる奈留の人たちなど、多くの人の支えでここまで来られました」。
奈留は夢をかなえられる島
「ハーブ工房を通して地域に人が集まり、コミュニケーションの場になれば。訪れた方に奈留の情報を発信しながら、東京で奈留をPRし、奈留を広く知られる島にしたい」。
北川さんは、さらに先を見ています。「ここをモデルケースの一つとして発信して、若い人に『奈留は夢をかなえられる島』として認識してもらい、奈留を訪れる人や起業する人、移住する人が増えるとうれしいです」。
色を出しつつ一枚岩に
北川さんの目に映る奈留島は、色とりどり。島のお店や工房は、個性に溢れています。「コーヒーが美味しい『かけこみ』やチーズケーキが美味しい『あぶらうり』、昭和レトロな『イッソヨオプソヨ』、女性好みのクラフトが並ぶ『Peek a Boo』など面白いお店が多く、三兄弟工房や多賀真珠、アトリエいわむらなど工房も多彩。皆が色を出し合いつつ一枚岩になり、奈留を元気で楽しい島にできたら」。
島の皆さんへの感謝と奈留島への想い、奈留島の未来を語る北川さんの姿はキラキラ輝いています。
関連リンク
- ハーブ工房「Herbal Forest」(外部サイトにリンクします)
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