福江商店街若手団体BMK

知ることのきっかけ作りで、「行ってみよう」を増やしたい

3月に発行されたフォトブック「五島市福江商店街2020営む人々の風景」、皆さんはご存知でしょうか。中を開くと、商店街各店舗を営む人々の笑顔と、印象的なキャッチフレーズ。約60店舗の情報を収めたこのフォトブックを企画・制作したのが、今回ご紹介する福江商店街の若手団体「BMK」の皆さんです。

BMKは、平田修一さんを代表とする、各店舗の二、三代目8名が集まった有志団体で、これまでに商店街の清掃活動や、福江夜市のタスキリレー企画などを行ってきました。

「商店街は、幼いころから過ごした場所。でも知らないお店もまだあって、どんな人が営んでいるのか、どんなものを売っているのか、まずは知りたかったんです。そして、平成から令和へ時代の変わり目に、どんなお店が商店街にあるのか記念・記録に残したかった。それがフォトブック制作のきっかけです。取材時は、話をしていくにつれて、昔話などをどんどん話してくださり、とても楽しかったです」と語る平田さん。知ることで、行ったことのなかったお店に入るきっかけに、馴染みの店でもより店主と会話するきっかけになって欲しい。営む側でありながら、利用者でもある彼らの思いが作り上げた一冊です。

発行後は、「見ました！」と来店・会話のきっかけになったり、自分たち自身もいい記念になったりと、掲載店舗の方からの感想も届くそうです。

現在は、市内の病院や金融機関の待合所、レンタカー、ホテル、五島発着の船内などに設置。見かけたら、ぜひ手に取り、まずはフォトブックで商店街散策をお楽しみください。

取材・執筆／ライターグループfumoto