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介護福祉士 小林力さん

更新日:2020年10月1日

利用者さんは、未来の自分

介護は、未来の自分が暮らす環境を整えていく仕事

小林さん近影

「うまく言葉にできないんですが、異業種では得られないような不思議な魅力のある仕事です」。

そう話すのは、今年の4月、東京からご家族で移住した小林力(こばやし つとむ)さん。現在、玉之浦町の介護老人福祉施設「たまんなゆうゆう」に勤めており、妻と小学生の娘さんと3人で暮らしています。

出身は栃木県。音楽活動のため18歳で上京し、音楽漬けの日々を送っていましたが、30歳を過ぎた頃、手に職をつけようと一念発起。選んだのは介護の仕事でした。小林さんがやる音楽はパンクロック。社会情勢を歌う音楽仲間には、福祉関係の職に就いてる人が多かったそうです。直感でやってみたいと思い、介護施設に就職。3年後には介護福祉士の資格を取得し、以後ずっとこの業界に身を置いています。

結婚し子供が産まれると、楽しくて仕方なかった東京が住みにくく感じるように。子育て環境を重視し移住先を探す中、テレビ番組を観たのがきっかけで、福江島を初めて訪れます。「夫婦ともに歴史好きで全国を旅しました。中でも長崎の歴史は一番興味深く、毎年訪れていましたが、福江島には来たことがなかったんです」。1回目の来島で職場の面接と小学校を5校視察。その半年後に五島へ移住しました。

「介護をしながら、未来の自分が暮らす環境を整えているような気がする」と話す小林さん。その思いが利用者に対する敬意に繋がると言います。

また、東京と違い今の職場は、利用者と職員の距離がとても近いと感じるそうです。「まさに地域密着型で、『利用者』というより『知り合いのおじさん、おばさん』なので、思いやる気持ちが自然と湧いてくる。そういう環境の中で働けることに幸せを感じています」。

大切な家族と、東京では味わえなかったスローライフを歩み始めた小林さん。「これから五島人として、奥深い五島の歴史や文化もゆっくり堪能したい」と話してくれました。

取材/ライターグループfumoto

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