フジドリームエアラインズ客室乗務員 小畑優月さん

地域と地域をつなぐ架け橋でありたい

今回は、静岡県や愛知県に拠点をもつ航空会社フジドリームエアラインズに、FA（客室乗務員）として勤務している五島市出身の小畑優月さんを取材しました。小畑さんは、11月に運航した愛知県・小牧空港―五島つばき空港間のチャーター便にFAとして搭乗しました。

五島高校を卒業後、憧れだったFAを目指すため、福岡の専門学校へ進学。就職活動では、フジドリームエアラインズの地域に密着したサービスや、地元のものを取り入れるイベント企画など、「地方と地方を結ぶ」という会社の方針に魅力を感じました。「五島とその他の地方を繋げる架け橋になりたい」と2017年11月に就職。今年で入社4年目になります。

「訓練生の時は、研修や営業便に先輩と同乗し指導を受けます。専門職であるため、現場での学びは全て0からのスタート…。独り立ちするまでの4ヶ月が一番苦労しました。それを経て、チャーター便の乗務が始まると、自分では行かないところに行けたり、毎日違う先輩方との同乗で親交が深まったりと、とても楽しく仕事ができています」。

仕事で様々な場所に行くものの、夏になると五島の海が恋しくなるといいます。「五島に住んでいた時は高浜が好きでしたが、帰省した際、香珠子の海もきれいだなと感じるようになりました」。島外から五島を見ることで、より新鮮な気持ちで五島を紹介できるそうです。

「五島へのチャーター便に同乗する際は、お客様に地元のおすすめスポットや情報を教えています。また、入社して4年近く経ちますが、話しかけやすい雰囲気づくりを心掛け、初心を忘れずお客様としっかり向き合うように努力を続けています。今後は、すでにあるチャーター便での各地方との繋がりを有効活用し、イベントやクイズで地方をPRするなど、自分でも企画を考えていきたいです！」。親しみやすさが溢れるキラキラした笑顔で話してくれました。

取材／ライターグループfumoto