株式会社アグリ・コーポレーション　代表取締役　佐藤義貴さん

オーガニックで安全・安心を届けたい

年々健康志向が高まる中、スーパーマーケットやコンビニなどでオーガニック商品を目にすることが増えたのではないのでしょうか。オーガニックとは、有機栽培のことで、化学肥料や農薬を使わずに、自然の恵みによって作られたことを意味します。
そんなオーガニック商品、実は栽培する農地は日本だとわずか0.2％しかないといわれています。この数少ないフィールドで、オーガニックをプラットフォームとした町づくりを目指しているのが、株式会社アグリ・コーポレーションの代表・佐藤義貴さんです。
会社の主な事業は、有機農業でのサツマイモの栽培や加工、販売など。現在は、生いもをはじめ、完全無添加の赤ちゃん用おやつ「おしゃぶー」や、ワンちゃん用おやつ、ふたを開けるとサツマイモの香りが漂う「安納芋バター」などを取り扱っています。
今年3月には、オーガニックにこだわり続けてきた取り組みが評価され、農林水産省の持続可能な農業推進コンクールで「生産局長賞」を受賞。佐藤さんは、「創業から10年やってきた結果だと感じる。本当にありがたいです」と受賞の喜びを話します。
「ゆりかごから墓場までという言葉があるように”赤ちゃんに安全を、お母さんに安心を届けられるものづくり”をしっかりやっていく。私にしかできない仕事を中心に、これからも取り組んでいきたい」と話す佐藤さん。優しい瞳の奥に溢れるエネルギーを感じました。

取材／ライターグループfumoto