富江まちづくり協議会

今までもこれからも、暮らしやすいまちを目指して

富江まちづくり協議会は、平成26年11月に発足。「地域の絆」の再生を図りながら、住民が住みやすい地域づくりを目指し、活動しています。

発足後、地域住民交流の場の創出に力を入れてきましたが、昨年10月、新たな取り組みとして、県内初となる「地域支え『愛』移動支援事業」を開始。太田・琴石地区の住民を対象に、ボランティアドライバー（以下ドライバー）による送迎支援活動を行っています。半年という短い準備期間の中で、ドライバーを募ったり、運営形態を整備したりと苦労も多かったものの、努力の甲斐あって現在は20名のドライバーが登録。事務局、ドライバー、コーディネーター業務を行う特別養護老人ホーム只狩荘が連携し、高齢者が不便なく通院や買い物をできる環境づくりを行っています。

さらに、同事業を開始後、運行時間までの待ち時間の過ごし方が課題となり、待合スペース「マチドコロ」を設置。利便性を考え、富江地区商店街にある中央市場の一角に設置したことで、移動支援を利用する方だけではなく、地元小学生や中学生の憩いの場としても活用されています。

また、「住民が不便なく暮らすためには、今ある行政サービスをいかに継続させるかが最大の課題」と考える事務局では、幅広い年齢層の方から意見を聴取するため、今年度から「とみえ未来会議」を開催。中学生や高校生など若い世代からの意見も取り入れ、老若男女にとって魅力あるまちづくりの推進に努めています。

移動支援事業をはじめ、町内の危険箇所への標識設置など、精力的に活動を続ける富江まちづくり協議会。活動の様子は、五島市まちづくり協議会広報部公式Instagramをご覧ください。

取材・執筆／ライターグループfumoto

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  送迎支援事業の車両（写真左は阿野会長）

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  「とみえ未来会議」の様子

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  待合スペース「マチドコロ」