奈留島「そらあみ」

奈留島の千畳敷に、奈留島のみなさんが制作した大型屋外展示作品「そらあみ」を令和元年12月3日まで展示していました。

「そらあみ」とは

「そらあみ」は、参加者と共に漁網を編み上げ空に掲げることで、網の目を通して土地の風景を捉えなおす、芸術家 五十嵐靖晃さんによるアートプロジェクト。長崎県主催「長崎しまの芸術祭2019」の一環として取り組みました。

制作風景

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（写真：制作風景）

令和元年10月5日から10月19日まで、約2週間かけて、奈留島の集会所や海岸で、奈留島住民がボランテイアで『そらあみ』を編みました。

「網針」を使い、おばあちゃんと孫が一緒になって真剣に編んだり、近所の人とおしゃべりしながらワイワイ編んだり、それぞれが自由に制作しました。

制作に参加した方は、「子供のときに網を編んでいたので懐かしい気持ちになった（70代男性）」「地域の人が集まる機会が少ないので、のんびり話をしながら編むことができて楽しかった（60代女性）」「無心になれる時間ができてよかった（30代男性）」など、楽しんだ様子でした。

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（写真：制作風景）

千畳敷に掲げられた「そらあみ」

潮の干満によって『そらあみ』を通して見える景色が違うそうです。

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そらあみの糸

『そらあみ』の糸は、五十嵐さんが奈留島を訪れたときに島をイメージした5色です。

1. 青緑:奈留島の海
2. 灰色:千畳敷の石
3. 赤:ハマジンチョウの花
4. 白:教会建築
5. 黄色:夕陽が輝く海面