大宝の綱引き
更新日:2020年1月29日
令和2年1月11日(日曜日)玉之浦町大宝地区に古くから伝わる「大宝の綱引き」が盛大に行われました。
中心の太さ約50センチ、全長約40メートルもある綱は、住民が当日の朝から集まって編みます。前の年に張られていた大宝寺のしめ縄を芯として使うそうです。
午後からは地区の青年団が中心となり、振る舞い用の「ぜんざい」作り。使うお餅はこちらも大宝寺にお供えしていた鏡餅。細かく砕き、ゆっくりと炭火で焼きます。
午後5時前、子供が太鼓を叩きながら集落を回り、その音を合図に住人たちが大宝寺に集まってきます。
祈祷が終わると皆んなで大綱を抱えお寺の目の前の海岸へ運びます。住職に経本で肩や頭をなでてもらいながら海岸へ降りていき、いよいよメインイベント「綱引き」の始まりです!
年齢も人数も問わない男女対抗の7回戦。太鼓が打ち鳴らされる中、息の合った掛け声と共に懸命に綱を引き合います。
男性が勝つと豊作、女性が勝つと豊漁と言われていますが、去年に引き続き今年も女性の勝利。「ほとんど半農半漁やけんどっちが勝っても嬉しかとよ」やっと新年が始まった気がすると笑うおばあちゃん。
焼き餅入りのぜんざいを安堵した表情で美味しそうにほお張っていました。
(取材:ライターグループfumoto)
大宝の綱引き(女性側)
大宝の綱引き(男性側)
使われる綱
祈祷の様子
ぜんざいに使われたお餅
ぜんざいの振る舞いの様子
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