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大宝の砂打ち

更新日:2013年11月08日

  • 砂鬼の画像

    砂鬼(ずなおに)に砂をかけられる親子

  • 大宝の町を練り歩く一行の画像

    大宝の町を練り歩く一行

アカオニや神主、獅子頭、砂鬼などの一行が大宝中を練り歩き、獅子頭に体の悪いところを指し示して噛んでもらう年配の方々や、砂を打ちまく砂鬼から逃げ回る子どもたちなどで賑わいました。

「砂打ち」は、旧暦の9月末ごろ大宝郷の氏神 言代主神社の秋祭りに行われ、神楽と砂打ちで構成されています。
大漁、豊作、無病息災、疫病退散など、各種の習慣、民俗が混ざり合った非常に珍しい祭りとして、国選択無形民俗文化財となっています。

言代主神社秋祭り(大宝郷の砂打ち)

  • 期日:毎年旧暦9月28日から9月29日ごろ
  1. まつりの準備:神主、神主じいさん、まつりの当番が朝から集まり、神にささげる供物や料理、ムラ廻りで使うサンドーラの準備をします。
  2. 夜神楽:夕方から神事が始まり、夜10時ごろまで大神楽が奉納されます。神楽舞は、五島神楽。平戸や壱岐・上五島の神楽とは違い、里神楽の要素も加わり、巫女が舞う市舞などに見られる昔のままの姿をとどめています。
  3. ムラ廻り:デャードンやアカオニなどの一行が郷中を練り歩きます。

<行列順>アカオニ(猿田彦)→獅子頭→札持ち→御幣→神主→巫女→女形→太鼓・笛→掛魚持ち→稲かつぎ→くわ持ち→きね→砂鬼(別名:サンドーラ)→郷役
道中は、終始「まちまわり」の笛の曲と太鼓で囃して雰囲気を盛り上げる。一行は、決まった場所数カ所で、円陣を作って農耕・収穫に関わるものまねの動作を演じます。
二又鍬が掘る→砂鬼が砂をまく(種まきの仕草)→唐鍬が土をかける→キネ持ちが搗く→女形が通りぬける

「砂打ち(ずなうち)」という仕草を演じるのは、砂鬼(サンドーラ)と呼ばれる若者たち。行列から離れ、見物人や家々をめがけて砂を打ちまく。一行が通過するときに、追いかける砂鬼と逃げ回る見物人、子どもたちで賑わいます。
砂鬼は、顔や手足にヘグラ(泥)を塗り、藁で編んだサンドーラをかぶって頭を隠しています。

  • サンドーラ:米俵に米を詰める時、糠や米が洩れるのを防ぐため、俵の両端につける円形の藁ぶた(桟俵)のこと。

注:出典「玉之浦町郷土誌」

周辺案内図

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