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椛島神社例祭

更新日:2011年10月28日

椛島神社例祭(市指定無形民俗文化財)

宝来丸の画像
宝来丸。船頭が六尺衆を指揮している。

本窯地区にある椛島神社の歴史は古く、
寛文8年(1668年)に窯主である
桑原甚五左衛門が建立したといわれている。
かつては旧暦9月17日、18日に行われ、
今は10月の第3土曜日、日曜日に開催される椛島神社例祭。
神輿のお下りは16時30分ごろはじまる。
六尺衆とよばれる16名の担ぎ手は、
約500キロ(!)の神輿を担ぎ、
目抜き通りを10回近くも駆け抜ける。
その後、神輿はお仮所に安置される。

18時、寄せ太鼓が響き人々が集まる。
いよいよ宝来丸の出航だ(宝来丸の曳船)。
船上には丹前を着て鉢巻を締め、
リリしい化粧をほどこした船頭が乗る。
乗り初めの音頭が高らかに歌われた後、
船頭の指揮に従って船曳歌を合図に船が進む。
船の先端には、綱引きのような長い綱が取り付けられており、
島の人はもちろん島外から訪れた見物客もみんな一緒になって、
お仮所までの道のりをズズズッと曳いていく。
このとき、六尺衆は進行方向と逆に綱を引くため、
約200メートルの道のりを1時間近くもかけてゴールすることとなるのだ。
この間、歌い続けられる船曳歌のリズムが独特で、聞いていて自然と楽しくなってくる。

船曳歌の歌い手でもある江口周一さんによれば、
海運が盛んだった時代、全国各地から船が寄港し、島に移り住んだ船乗りも多かった。
宝来丸や船曳歌はそれらの移住者たちが伝えたのではないかとのこと。
山口県光市、兵庫県相生市、大分県国東、舞鶴市などに
宝来丸と同じ型の曳船や、似たような船曳歌が残っているそうだ。

椛島は、異文化をスッポリ受け入れるおおらかさと、
ダイナミックな地形が魅力。船から望む景観にはシビレますよ!

周辺案内図

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