カクレキリシタンの末裔
更新日:2011年08月15日
ハナナデシコ。沿道に咲き誇っていた。白のハマナデシコは珍しい。
時は西暦1798年。
領内にキリシタンが多く
お上からの風当たりが強い大村藩と、
土地を開墾するのに人手が欲しい
福江藩とで話しがまとまり、
キリシタンの五島列島への移住が始まった。
そして、1800年代、
外海のキリシタン達は新天地を求めて
続々と五島に渡った。
当時無人島だった前島にも
キリシタンが移り住み集落を作った。
現在前島に住む30人余りの住民は、
そのキリシタン達の末裔である。
時代は下り昭和に入ると、
島の島という不便な環境のためか、多くの住民が島を離れていった。
その結果、カクレキリシタンの後継もままならない状況に陥り、
島のみんなで考えに考えた末、奈留神社にお世話になることに決めた。
前島の住民は、奈留神社のカクレキリシタン系氏子となった。
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