市長への手紙（2023年11月分）

みなさまからお寄せいただいた「市長への手紙」の要旨と市の回答（回答が不要な場合は市の方針）を公表します。掲載期間は3年度分です。

ドリーム燃料について

ご意見の要旨

世間ではガソリン代の高騰が話題になっています。政府の対策を行っても五島などの離島においては1リッター200円近くです。
市長は水と空気から人工的に石油をつくれるということを知っていますか？京都大学の教授が実験に成功し1リッターあたり、10円～14円で出来るとのことです。
五島市がこのプロジェクトに参加することで、市民は大変助かると思いますがいかがでしょうか。いろいろ難しい問題もあると思いますが、一考してみる価値があると思います。

回答

長崎県が公表しております石油価格製品動向によりますと、令和6年1月のレギュラーガソリンの1リットル当たりの店頭小売価格は、全国平均が176円、長崎県本土が184円に対し、下五島地区は200円と、本土との価格差が大きい状況が続いております。自家用車に大きく依存している当市においては、市民生活において大きな負担になっているため、長崎県市長会を通じて、離島地域における燃油コスト等の格差是正について国に要請をしているところです。
ご紹介がありました、水と空気から人工的に作る石油（合成燃料）については、経済産業省によると、1リットル当たりの製造コストは約300円から700円と試算されており、今後、集中的な技術開発・実証を行い、2030年代前半までの商用化を目指しているようです。
CO2排出の抑制につながることから当市でも注目しており、五島市ゼロカーボンシティ計画においても、将来的には合成燃料を含めた技術革新の中で、ゼロカーボンシティの実現に向けて適用可能なものを検討しながらCO2排出実質ゼロを目指すこととしております。

この件に関するお問い合わせ先

総務企画部政策企画課（直通電話：0959-72-6127）