新型コロナウイルス感染症とは
更新日:2020年4月15日
コロナウイルスとは
人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。
人に感染症を引き起こすものはこれまで6種類が知られていますが、深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがあるSARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)以外は、感染しても通常の風邪などの重度でない症状にとどまります。
種類 |
感染経路 |
症状 |
治療・予防 |
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咳、飛沫、接触による感染。 | 潜伏期間は2~4日。 主に鼻炎、上気道炎、下痢等を引き起こす。 通常は重症化しない。 |
治療:特定の治療法はなく、対症療法で治療。 予防:有効なワクチンはない。手指や呼吸器の衛生、食品衛生の維持を心がける。 |
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SARSは上記に加え便にも注意。 | 潜伏期間は2~10日(SARS-CoV)、2~14日(MERS-CoV)。 上記症状に加えて、SARSでは高熱、肺炎、MERSでは高熱、肺炎、腎炎を起こしうる。 |
治療:特定の治療法はなく、対症療法で治療。 予防:有効なワクチンはない。手指や呼吸器の衛生、食品衛生の維持を心がける。 |
新型コロナウイルス感染症について
コロナウイルス科ベータコロナウイルス属の新型コロナウイルスによる急性呼吸器症候群。
臨床的特徴としては、潜伏期間は2~10日間、その後、発熱・咳・全身倦怠感等の感冒症状が現れ、一部のものは主に5~14日間で呼吸困難の症状を呈し、肺炎像が認められます。
高齢者や基礎疾患を持つ者では、重症化するリスクが一定程度あると考えられています。
感染経路は主に飛沫・接触感染。抗ウイルス薬やワクチンはなく、治療は対処療法がとられています。また、令和2年2月1日に感染症法上の指定感染症に指定され、保健所による入院措置・公費負担・医師による届出・患者の積極的疫学調査等が可能となりました。
同様に検疫法でも検疫感染症に指定され、検疫所による質問・診察・検査・消毒が可能となりました。
新型コロナウイルス感染症の発生状況等について
新型コロナウイルス感染症については、これまで水際での対策を講じてきていますが、ここに来て国内の複数地域で、感染経路が明らかでない患者が散発的に発生しており、一部地域では小規模患者集団が把握される状態になりました。しかし、現時点では、まだ大規模な感染拡大が認められている地域があるわけではありません。
まさに今が、今後の国内での健康被害を最小限に抑える上で、極めて重要な時期となっています。
市民の皆様には感染の不安から適切な相談をせずに医療機関を受診することや感染しやすい環境に行くことを避けていただきますようお願いいたします。
現在、厚生労働省が中心となり必要な情報の収集・公表を行っていますので、 詳細は、厚生労働省をはじめ関係官庁の関連リンクをご覧ください。
関連リンク
- 新型コロナウイルス感染症について【厚生労働省】(外部サイトにリンクします)
- 新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について【内閣官房】(外部サイトにリンクします)
- 新型コロナウイルス感染症について【長崎県】(外部サイトにリンクします)
- 新型コロナウイルスに関するQ&A【厚生労働省】(外部サイトにリンクします)
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