腸管出血性大腸菌感染症にご注意ください
更新日:2020年9月2日
長崎県県南保健所管内において、腸管出血性大腸菌感染症の集団発生がありました。
腸管出血性大腸菌感染症の発生は、夏季に増加する傾向があり、特に抵抗力の弱い乳児や高齢者は注意が必要です。
こまめな手洗いや生鮮食品はしっかりと加熱するなどの対策を行い、感染症から身を守りましょう。
腸管出血性大腸菌感染症とは
- 原因菌:ベロ毒素を産生する大腸菌(血清型:O157、O26、O111など)
- 症状:激しい腹痛、下痢、血便など。重症化すると、腎臓や脳に後遺症を残す場合があります。
- 注意する時期:暑い時期。特に夏場は注意が必要です。
- 潜伏期間:1日~2週間(平均3~5日)
- 感染経路:菌が付いた食べ物を口にすることや患者の便で汚染された物などを介して感染します。特に保育所など乳幼児の集団生活では注意が必要です。
予防方法
- 手洗い
外出から帰ってきたとき、調理や食事の前、トイレ・おむつの交換後、嘔吐物の処理をした後など、こまめに石けんで手を洗いましょう。 - 食品の取扱い
肉類は、十分に中まで火を通し、焼く箸と食べる箸を使い分けましょう。
肉を扱った調理器具は、まめに洗うか使い分け、熱湯等で消毒してから他の調理に使いましょう。
生で食べるサラダなどは、肉料理の前に調理しましょう。
野菜や果物は、水で良く洗いましょう。
調理後の長期保存を避けましょう。
症状が出たら
- 血便等の症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
- タオルの共用は避け、入浴は最後に入るかシャワーにしましょう。
- 患者のおむつや便の処理は、使い捨て手袋等をつけて行いましょう。患者の便で汚れた下着等は、塩素系消毒薬でつけ置き消毒をし、家族のものとは別に洗濯しましょう。
- 感染が疑われる子ども等は、プールを控えましょう。
関連ファイル
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このページに関する問い合わせ先
福祉保健部 国保健康政策課 総務班
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