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小さな拠点づくり

更新日:2019年4月13日

平成26年度の国土交通省「小さな拠点」づくりモニター調査地域に、奥浦地区が選ばれました。その活動内容をお届けします。

国土交通省「小さな拠点」づくりモニター調査地域に、奥浦地域が選ばれました

奥浦地域のイラスト

国土交通省「小さな拠点」づくりモニター調査地域に、奥浦地域が選ばれました。国土交通省は集落再生のための施策の一つである、「小さな拠点」づくりを核とした「ふるさと集落生活圏」の形成の一環として、モニター調査地域を募集しました。実際に「小さな拠点」づくりや「ふるさと集落生活圏」づくりを行う過程で生じる課題やその解決手法などを調査するもので、国土交通省は、このモニター調査で得られたノウハウ等を全国的に普及していく方針です。調査対象は全国で15地域。その1つに「おくうら夢のまちづくり協議会を実施主体とした奥浦地域」が選ばれました。

奥浦地域のように複数の集落が集まる地域において、商店、診療所などの生活サービスや地域活動を、歩いて動ける範囲でつなぎ、各集落とコミュニティバスなどで結ぶことで、人々が集い交流する機会が広がっていく、集落地域の再生を目指す取組みです。奥浦地域では、これから「小さな拠点」づくりに取組みます。地域内外の人々の交流が活発になり、新しい地域の活動や雇用が生まれるよう、奥浦地域の未来を切りひらいていきたいと考えています。

奥浦地域の課題等を掘り起こし、地域の皆さんのニーズを反映した奥浦地域のまちづくり計画を策定するため、9月から2月にかけて勉強会を行いました。

奥浦地区まちづくり計画策定検討会議はじまる

計画策定検討会議の様子

平成26年9月30日(火曜日)、奥浦地区公民館2階ホールで、「第1回奥浦地区まちづくり計画策定検討会議」を行いました。講師に、一般社団法人ナガサキベイデザインセンター代表理事の梅元建治氏を、来賓には、国土交通省の辻川氏、株式会社シンクタンクみらいの水野氏、福室氏、山形県小国町の山口副町長、株式会社九州商船の松尾氏をお迎えし、おくうら夢のまちづくり協議会会員と地域の方々を含め約40名が参加しました。

会議では、「地域課題、住民ニーズ把握のためのワークショップ」を行いました。「奥浦の大切なもの」「奥浦の課題」「いまの私にできること」を自己紹介の形で参加者が一人ずつ発表し、お互いの思いを聞くことで、それぞれに新たな発見がありました。この会議で、奥浦に必要な生活サービスについてみんなで考え、過疎・高齢化が顕著に進む奥浦地域で、持続して日常生活に必要なサービスを受けられる仕組みを作りたいと考えています。

誰でも参加OK。6回の検討会議を開催

まちづくり計画を策定するため、外部講師(梅元建治氏)を招いて6回の検討会議を行いました。

第1回

内容:地域課題、住民ニーズ把握のためのワークショップ

第2回

内容:ワークショップ結果に基づく地域の分析、課題解決検討

第3回

内容:地域の将来像とその実現のための手法検討

第4回

内容:将来像実現のための根幹となる事業の計画検討

第5回

内容:小さな拠点と集落をつなぐ交通手段についての検討

第6回

内容:まちづくり計画の策定

学生のモニターツアー

平成26年11月22日(土曜日)から11月24日(月曜日)にかけて、長崎県立大学の学生に奥浦に来てもらい、奥浦の地域資源を紹介し、「奥浦地域の今後のまちづくり」や「若者が地元に残れるような仕組みづくり」について意見交換を行いました。

1日目は奥浦にある地域資源の紹介、2日目は奥浦さるくの開催、3日目は住民との検討会議を行いました。

空き家情報の収集

空き家調査のイメージ

奥浦地区の拠点となる施設や空き家の有効活用を図るため、空き家情報を収集し、データ化していきます。市の進める空き家バンクの担当者などとも意見調整しながらすすめていきます。個人的に身の回りに空き家がある、空き家が崩れそうで困っているなど、空き家についての情報がありましたら、調査リストに追加しますのでご連絡ください。

奥浦集落の課題、今の私にできること

検討会議の様子

奥浦では、「まちづくり計画」を策定するため、外部講師(梅元建治氏)を招いて、検討会議を行っています。平成26年10月末までに、2回の検討会議を開きました。

第1回検討会議

来賓や地域の方々を含め約40人が参加。奥浦の大切なもの、奥浦の課題、いまの私にできること、この3点を1人づつ発表。自分の思いを言葉にして伝えることで、奥浦への思いが明確になりました。また、他の人の思いも聞くことができて、新たな発見もありました。

発表された主な意見は、奥浦の大切なもの(人のつながり・子ども・自然・文化遺産)、奥浦の課題(人口減少・高齢化・若者が少ない)、いまの私にできること(地域行事へ関わっていくこと・子どもを元気にすること)などです。

第2回検討会議

奥浦の大切なものをどう活かすか、奥浦の課題をどうやって解決するか、この2点を考え、下記のような意見がでました。

地域資源をどのように活かすか

  • 中長期的な計画を立て予算の捻出を考えなければならないもの 
    1. 地場産品を活用した直売所を設置
    2. 休耕地を家庭菜園などで使えるリース農場として活かす
    3. 空き家を人が集える場所や小店にする
    4. 田畑で米や芋を作り農業体験の場を作る
    5. 自然と歴史、文化をつなげた自然歴史学校を作る
  • 中長期的なものだが予算がかからないもの 
    1. 奥浦の歴史を整理し、ストーリーを作成する
    2. 歴史や文化を次世代に継承する
    3. 絆を活かし、タレント発掘と活用を図る
  • すぐにできるが予算がかかるもの 
    1. ネットで奥浦の資源を全国に発信
    2. 地域や歴史資産等に案内板を設置
    3. 観光客やIターン者を呼び込み案内して定住を促進する
  • すぐにできるもの 
    1. 景勝地、文化遺産等の定期的な清掃
    2. 1人でも多くの地域住民を仲間に入れていく
    3. 多くの人が交わる場所を作る
    4. 地域の祭りなどをみんなで支援する仕組みを作る

地域の課題をどのように解決するか

  • 中長期的な計画を立て予算の捻出を考えなければならないもの 
    1. スーパー、道の駅的な機能を備えた楽しめる店を作る
    2. 空き家等を調査し、空き家情報等を提供する
    3. 教育環境を整備し、子どもを奥浦で育てたいと思わせる環境を作る
    4. 奥浦地区内に無料移動バスの仕組みを作る
    5. 高齢者のための移動スーパーや交通網を作る
    6. 高齢者のための集合住宅を作る
    7. 奥浦の産業を活かし、雇用の場を作る
  • 中長期的なものだが予算がかからないもの 
    1. 子どもたちへ地域の良さを伝え、奥浦に住みたいと思ってもらう
    2. 教育環境の良さを発信し、子育て世代を呼び込む
    3. 奥浦地域で1日過ごせる観光プランを作る
    4. 小さな課題の解決を積み重ねる
    5. 1住民1レポートの作成と、奥浦地区顕彰制度の設置
    6. 奥浦地域にしかない物をつくり直売所などを設置し提供
    7. 高齢者と話し合いをする場を作る
    8. 島外の人との交流の場を作り価値の転換やアイデアを融合させていく
    9. 住民の地域愛を高めていく
  • すぐにできるが予算がかかるもの 
    1. 14町内会で交流会を開催
    2. 奥浦に住みたい人に対して住宅を整備する
  • すぐにできるもの 
    1. 奥浦地域内の環境整備
    2. 奥浦地域の人が自由に使えてくつろげる場を作る
    3. 奥浦地域の体験型観光の受け皿を作る

長崎県立大学生モニターツアーin奥浦

長崎県立大学生モニターツアーの様子

平成26年11月22日(土曜日)から11月24日(月曜日)にかけて、長崎県立大学国際情報学部情報メディア学科の森田先生とゼミの学生13人の皆さんが奥浦を訪れました。このモニターツアーでは、学生の皆さんに外の目で奥浦を感じてもらい、学生の皆さんが考える「地域の宝」「地域の課題」を洗い出し、地域の課題を解決するアイディアや事業の提案をしてもらいました。
1日目は入村式、奥浦の地域資源の紹介、民泊体験、2日目は「奥浦さるく」参加、グループごとに現地視察、奥浦住民と学生との懇親会、民泊体験、3日目は奥浦住民と学生との検討会議、学生からの提案発表、離村式を実施しました。

学生が体験した奥浦

  • 「奥浦海鮮直売所」で奥浦の味(マグロ丼やムツの煮付け、お刺身など新鮮な海の幸)を堪能
  • 五島キリシタン復活の地となった「堂崎天主堂」を観覧
  • 「奥浦さるく」では、六方の浜、潜伏キリシタンの墓所とみられる「木ノ口墓地」、キリスト教伝来初期のキリシタン史跡「六方教会跡」、先人たちの努力の後「富田屋新田開発」、平家の落人が自刃したと伝わる「平家塚」、「塩神様」などを、小中学生や奥浦住民と一緒に巡りました
  • 「半泊カフェ」で昼食
  • 奥浦住民にインタビューしながら、「奥浦地区の宝」や「課題」をまとめました
  • 懇親会で、奥浦住民と一緒に食事をしながら交流を深めました
  • 提案発表会の前にみんなで昼食。民泊のお母さんたちがおむすびと具だくさんの豚汁を作ってくれました。きびなの刺身も美味でした

モニターツアー参加学生の提案

交通弱者対策、定住促進、協議会の持続可能な運営についていろんな意見をいただきました。

  • 人間宅急便…路線バスとタクシーの役割を担う福祉タクシーの導入
  • いざというときに誰に助けてもらうのかを理解しておく
  • ペンションとしての空き屋利用
  • 食、体験などの情報、観光MAPの作成
  • 音声ガイド
  • 民泊型観光(地域の特色を活かした民泊体験メニュー)
  • 地域資源を活かしたサイクリングツアー
  • お金を生み出すような組織に

モニターツアー参加学生の感想

  • 意見交換をしていく中で、皆さんの奥浦を何とかしようという気持ちが伝わってきて、自分たちもつたないながらも意見を出そうとがんばりました
  • この3日間、感動することが多かった
  • いい経験になった
  • つながりがこれからもずっとつながっていけばいいなと思いました

今回、初めて奥浦での民泊受入れを実践しましたが、受入れた方は「娘や息子が帰ってきたような初めての体験だった」と確かな手ごたえを感じられたようでした。

まちづくりの理念をつくる

資料の写真

第4回検討会議には、おくうら夢のまちづくり協議会会員や地域の方々、九州商船、五島振興局、五島市職員を含む約40名が参加しました。

減り続ける人口

25年後、五島市では人口が半減して2万人台に。奥浦では人口が3割近く減って800人ほどになる予測。人口だけでなくいろんな活力がなくなっていくことに。

何もせずに将来を迎えるのか

このまま何もせずに迎える将来と、知恵を出し合って外に出ていく人を元に戻して、観光、産業をつくり出して迎える将来とでは差が出てきます。「そのままの将来」と「つくる・できる将来」。この差を埋めるのにどういう理念を掲げるといいのでしょうか。

どんなまちを目指すのか 奥浦まちづくりの理念をつくる

奥浦の宝、それをどんなふうにしたいのか。その中からキーワードになりそうな言葉を選び、理念となる言葉を考えました。梅元先生から「もっとテンションをあげた目標にするといい。そんなことできないだろうぐらいがちょうどいい。」とのアドバイスがありました。

おくうらまちづくり協議会が考える「奥浦まちづくりの理念」

  1. 【地域振興】幸福度日本一!世界に輝く(ハートマーク)おくうら
    すべて文字の中に凝縮されています。ハートが重要!
  2. 【保健福祉】OKURA 人・夢・コミュニケーション
    ローマ字は世界に通用するまち。人は、定住や人口増の意味。夢は、子供たちが集まる町とシルバータウン実現の願いを込めて。コミュニケーションは、こちらにある良い物を届けられる、向こうからも様々なものが届くという意味。Uはひとつ。YOUと共有するという意味。
  3. 【防犯防災】人と文化が響鳴し自立するおくうら
    人、愛、優しさ、歴史、文化、世界遺産、自分たちで稼げるというワードから人と文化が響きあって自立できたらいいという願いを込めて。
  4. 【環境保全】来て良し 見て良し 住んで良し 人がつながる元気な奥浦
    奥浦は「自然と人のつながり、活気がある」を考えたあげくこうなりました。資源がいっぱいあることを外に発信できるようなものを創っていったほうがいいということも含めて。
  5. 【青少年育成】何かに出会える国(まち) 奥浦
    国と書いてまちと読みます。自立、自然や人を使った事業をする意味。そういう良さに触れてもらおうというワクワク感を込めました。

各部会で発表した理念は、もう一回クールダウンして皆さんに共有してもらい、これから考えていく事業にぴったりくるようなものを今年度の最後までにブラッシュアップして作っていくことになりました。

まちづくり協議会のひとつのテーマである「交通弱者について」

交通体系計画案づくりに向けて、今の状況を共有したり、地域資源なども含めてどういうふうな交通環境を整えていけばいいのか。こういう交通体系を望んでいるんだという計画をまとめるためにアイディアを持つことの大切さを教えていただきました。

写真は、梅元先生が描いてくれた交通体系計画案。「赤い線=既存バス路線。緑の線=将来的なコニュにティ交通路線(案)。青=地域の資源。地図の上に落とし込んで、それをどうつなげていけるか、どういう使い方が可能になるのか考えて頭に入れておくと次の形が見えてくる。」

交通体系のシステムを作っていくことが様々な課題への改善につながっていく。どうやって将来にわたって継続するかも大切。

奥浦の活動拠点はどこだ!

集落と小さな拠点を結ぶ方法

平成27年1月15日(木曜日)、小さな拠点づくり第5回検討会議を行いました。会議では、次の3点について話合いました。

  1. 小さな拠点になりうる場所は?
  2. 小さな拠点と各集落をつなぐ仕組み
  3. 第3回第4回検討会議のアイディアを基にした事業プランについて

奥浦出張所以外で「小さな拠点」になりうる場所は?

旧戸岐小学校、旧半泊分校、大泊民宿跡、海鮮直売所、堂崎民俗資料館、半泊教会、浦頭教会、お寺、元気村、公民館、旧慈恵院、農協跡地、奥の木場、かたし、フェリー などの意見が出され、「人が集う・何かできる・人が行き交う」いろんな可能性が見えてきました。

奥浦の地域資源や課題、眺望などの情報を地図に落とし込んだ「奥浦のベースマップ」を作りました。この地図にもっと情報を追加していき、奥浦地域のさまざまな可能性を模索していきます。

「集落」と「小さな拠点」を結ぶ方法

「こんな仕組みが奥浦にあるといいな」として、以下の考えが挙げられました。

  • 奥浦地区をコミュニティバスでつなげる
  • 奥浦地区をブロック分けして、病院やお店をつなげる
  • 自由に町内を回れる移動手段を確保する
  • 元気村を中心に交通網の構築を図る
  • 流通の形態の可能性を考え、既存の宅配サービスや販売業者と連携したり、二次流通の仕方などを考えていく
  • ネットを活用し買い物ができる
  • 移動販売の復活
  • 情報インフラの整備(Wi‐Fiなどネット環境の整備を考える)
  • 奥浦地域を船から見る(遊覧船)

奥浦の課題解決のための計画づくり

どこから手を付けるのか、検討会議で上がった奥浦の「課題解決策」を、各専門部会ごとに考えました。

  • 【地域振興部会】道の駅、アルバイト情報の収集・紹介、出会いの場づくり、UIターン情報発信、市の空き家バンクへ登録、教会MAPづくり、子育て世代へ学校の魅力をPR
  • 【防犯防災部会】あいさつ運動、奥浦地区防災マップ作成、防災組織の立ち上げ、空き家情報の調査・検討
  • 【環境保全部会】草刈マップ作り、ポイ捨て実態調査、ポイ捨て禁止条例
  • 【保健福祉部会】ミニデイ、高齢者見守り、軽運動場の活用、小店の開設
  • 【青少年育成部会】子ども教室及び学校事業の照会、のびのびふれあいスクールの活用、体験型交流、子育て環境の強化

このページに関する問い合わせ先

地域振興部 地域協働課 地域づくり協働班

郵便番号:853-8501
長崎県五島市福江町1番1号 (本庁舎)

直通電話:0959-76-3070
ファックス番号:0959-74-1994(代表)

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