ICT/IoTを使った実証実験
更新日:2021年1月5日
令和2年12月23日(水曜日)、五島市荒川集会所にて、ICT/IoTを使った実証実験に関する説明会が行われました。多くのテレビ局や新聞社の方々が集まり、実証実験の注目度がうかがえます。
KDDI株式会社、五島市、ツナドリーム五島、サイエンスアーツが協力し五島での実証実験が始まったのは令和元年8月。実験は令和2年3月まで行われ、その後実用化するそうです。
船の機械音や風によりコミュニケーションが取りづらく、作業中は手袋をしているため電話による通話も困難。こういった情報連携の問題に加え、海上作業での安全性や作業効率のUPが課題でした。そこで導入されたのが「Buddycom」という製品です。
画面操作はほとんどなく、専用のスピーカーマイクを使えばボタンを押すだけで操作でき、作業者へ一斉に情報伝達ができるようになりました。
海上での急な天候の変化や地震など、非常時に避難指示も可能。アプリ内での地図では作業員の作業場所、避難状況などが確認でき、安全性への対策もできます。
しかし、使用頻度にはまだまだ個人差があり、「堅牢性」「小型化」という現場からの要望も。今後は、水中作業時での活用や、農業など1次産業を活性化していきたい、との思いもあり、さらなる改善を続けます。
スマート機器の導入で、第1次産業における働き方も変化してきています。今後の活用に期待が高まります。
取材/ライターグループfumoto
説明会の様子
Buddycom
Buddycom使用中の様子
マグロの生け簀
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