がん検診について
更新日:2024年4月4日
五島市のがん検診について
五島市に住民票がある方は、健康保険の種類に関係なく、がん検診(胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん、乳がん、子宮頸がん)を受診することができます。
就業先でがん検診を受診できる場合は、市のがん検診を受診することができません。
市のがん検診は無料で受診することができます。(胃内視鏡検診のみ自己負担2,000円)
がん検診ごとに対象が定められていますので、各がん検診の項目をご確認ください。
受診方法
胃がん検診(胃バリウム検査)
胃がん検診(胃内視鏡検査)
肺がん検診
大腸がん検診
前立腺がん検診
乳がん検診
子宮頸がん検診
がん検診のメリット・デメリット
受診方法
地区巡回健診(集団健診)で受診する場合
地区巡回健診では、がん検診の他に、特定健診も一緒に受けることができます。予約制になっていますので、期間中に予約をお願いします。
地区巡回健診(集団健診)日程表
- LINE予約
⇩「予約」
- 電話予約
予約先番号: 0120-611-711(長崎県健康事業団)
予約期間開始すぐは、回線が込み合うため電話がつながりにくくなります。時間をおいておかけ直しください。
個別医療機関で受診する場合
五島市内の各医療機関でがん検診を受けることができます。
医療機関に予約して受診してください。
★胃がん検診(胃内視鏡検査)は事前に五島市への申請が必要です。
下記リンクよりを個別健診(検診)が可能な医療機関ご確認ください。
個別検診実施医療機関一覧
定期的に受診をしている方は、かかりつけ医での受診をお勧めします。
がん検診を受ける前に
がん検診は、何も症状がない方のがんを見つけるためのものです。
何かしらの自覚症状がある場合は、迅速に治療につなげるために検診ではなく医療機関を受診してください。
がん検診は、結果がわかるまでに1か月~2か月かかることがあります。もし、実際にがんや他の悪性病変があった場合、治療に至るまでに時間がかかってしまい、病気が進行してしまう恐れがあります。
胃がん検診(胃バリウム検査)
バリウムを飲んで、胃の形・粘膜の状態や変化をX線写真で確認します。
地区巡回検診で受診することができます(予約制)。
対象者
40歳以上の方
受診できない方
消化管の閉塞・狭窄・出血疑いを指摘された方。妊娠中の方。バリウムアレルギーの方。
高血圧(当日180/110mmHg以上)の方。
持参する物
健康保険証
検診後の流れ
異常なしの場合:結果が長崎県健康事業団より郵送で届きます。
要精密検査の場合:結果を市担当者が対面でお渡しし、説明いたします。
精密検査について
要精密検査判定となった場合は、必ず医療機関で精密検査を受けてください。
胃がん検診における一般的な精密検査は、胃内視鏡検査(胃カメラ)です。
検査で疑わしい部位が見つかれば、生検(組織を採取)し、悪性の病変かどうかを調べます。
胃がん検診(胃内視鏡検査)
予約方法や対象者・自己負担など、他のがん検診と異なる点が多いため、ご注意ください。
詳細は下記リンクよりご確認ください。
胃がん検診(胃内視鏡検査)のお知らせ
肺がん検診
胸部のX線検査をします。50歳以上で喫煙指数(1日に吸うたばこの本数×喫煙年数)が600以上の方は、痰の検査も実施します。
地区巡回検診か個別医療機関のどちらかを選んで受診してください(予約制)。
対象者
40歳以上の方
受診できない方
肺がんの治療中、または肺がん治療後に経過観察中の方。
持参する物
健康保険証、無地のTシャツまたはバスタオル
検診後の流れ
地区巡回検診で受診した場合
異常なしの場合:結果が長崎県健康事業団より郵送で届きます。
要精密検査の場合:結果を市担当者が対面でお渡しし、説明いたします。
個別医療機関で受診した場合
各医療機関より結果説明があり、要精密検査判定の場合は紹介状をお渡しします。
精密検査について
要精密検査判定となった場合は、必ず精密検査を受けてください。
肺がん検診における一般的な精密検査は、胸部CT検査と気管支鏡検査です。
胸部CT検査:CT検査を行い、病変が疑われる部位の断面図を撮影し、詳しく調べます。
気管支鏡検査:口や鼻から気管支鏡を気管支に挿入し、病変が疑われる部位を直接観察します。必要に応じて組織を採取し、悪性かどうかを調べます。
大腸がん検診
2日分の便を採取し、血液が混じっていないか検査をします。
地区巡回検診か個別医療機関のどちらかを選んで受診してください(予約制)。
対象者
40歳以上の方
受診できない方
大腸がんの治療中、または大腸がん治療後に経過観察中の方。
持参する物
健康保険証、2日分の検便(地区巡回健診の場合、予約後に検査容器が送られてきます。2日分の便を容器にとって、会場に持参してください)
検診後の流れ
地区巡回検診で受診した場合
異常なしの場合:結果が長崎県健康事業団より郵送で届きます。
要精密検査の場合:結果を市担当者が対面でお渡しし、説明いたします。
個別医療機関で受診した場合
各医療機関より結果説明があり、要精密検査判定の場合は紹介状をお渡しします。
精密検査について
要精密検査判定となった場合は、必ず精密検査を受けてください。
大腸がんにおける一般的な精密検査は、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)です。
検査で疑わしい部位が見つかれば、生検(組織を採取)し、悪性の病変かどうかを調べます。
再度便潜血検査をして陰性だったとしても精密検査を受けなければ意味をなさないので、必ず大腸内視鏡検査を受ける必要があります。
前立腺がん検診
血液検査を行い、PSAという前立腺に特異的なたんぱく質の値を測定します。
地区巡回検診か個別医療機関のどちらかを選んで受診してください(予約制)。
対象者
50歳以上の男性
受診できない方
前立腺がんの治療中、または前立腺がん治療後に経過観察中の方。
持参する物
健康保険証
検診後の流れ
地区巡回検診で受診した場合
異常なしの場合:結果が長崎県健康事業団より郵送で届きます。
要精密検査の場合:結果を市担当者より対面でお渡しし、説明いたします。
個別医療機関で受診した場合
各医療機関より結果説明があり、要精密検査判定の場合は紹介状をお渡しします。
精密検査について
要精密検査となった場合は、必ず精密検査を受けてください。
前立腺がん検診の一般的な精密検査は、前立腺生検です。
細い針を前立腺の病変が疑わしい場所に刺して組織を採取し、悪性かどうかを調べます。
乳がん検診
年齢に応じて、マンモグラフィー(乳房X線検査)と超音波検査(エコー)を合わせて行います。
2年に1回受けることができる検診です。
地区巡回検診か個別医療機関のどちらかを選んで受診してください(予約制)。
受診券は75歳以上の方には送付していませんが、受診券がなくても前年度受診していなければ検診を受けることができます。前年度の受診の有無等、ご不明な点がありましたら国保健康政策課健康づくり班(72-6111[代表])までお問合せください。
対象者
地区巡回検診で受ける場合:30歳以上の女性(30-39歳はマンモグラフィー及びエコー、40歳以上はマンモグラフィーのみ)
個別医療機関で受ける場合:40歳以上の女性(マンモグラフィーのみ)
受診できない方
妊娠中、授乳中、断乳後3か月未満の方
乳がんと診断を受けていて、現在治療中または経過観察中の方。
胸にしこりがある・乳頭からの出血がある等、自覚症状がある場合は検診ではなく医療機関を受診してください。
持参する物
健康保険証、受診券(お持ちの場合)
検診後の流れ
地区巡回検診で受診した場合
異常なしの場合:結果が長崎県健康事業団より郵送で届きます。
要精密検査の場合:結果を市より対面でお渡しし、説明いたします。
個別医療機関で受診した場合
異常なしの場合:市より結果が郵送にて届きます。
要精密検査の場合:市より結果を対面でお渡しし、説明いたします。
精密検査について
要精密検査判定となった場合は、必ず精密検査を受けてください。
乳がん検診の一般的な精密検査は、細胞診・組織診です。
乳頭からでる分泌物の細胞を調べたり、針を刺して組織を採取して調べたりします。
子宮頸がん検診
子宮頸部の視診と細胞診(ブラシで子宮頸部の細胞をぬぐい取る)を実施します。
2年に1回受けることができる検診です。
地区巡回検診か個別医療機関のどちらかを選んで受診してください。
受診券は75歳以上の方には送付していませんが、受診券がなくても前年度受診していなければ検診を受けることができます。昨年度の受診の有無等、ご不明な点がありましたら国保健康政策課健康づくり班(72-6111[代表])までお問合せください。
対象者
20歳以上の女性
受診できない方
子宮頸がんと診断を受けていて、現在治療中または経過観察中の方。
持参する物
健康保険証、受診券(お持ちの方)
検診後の流れ
地区巡回検診で受診した場合
異常なしの場合:結果が長崎県健康事業団より郵送で届きます。
要精密検査の場合:市より結果を対面でお渡しし、説明いたします。
個別医療機関で受診した場合
異常なしの場合
病院より結果が郵送されます。
要精密検査の場合
五島中央病院:医師より結果説明の電話があり、その後紹介状が郵送されます。
福江産婦人科:医師より結果説明があり、紹介状をお渡しします。
精密検査について
要精密判定となった場合は、必ず精密検査を受けてください。
子宮頸がん検診の一般的な精密検査は、コルポスコープ下の組織診や細胞診、HPV検査を合わせて行います。
コルポスコープ診:コルポスコープと呼ばれる拡大鏡を使って子宮頸部を観察し、疑わしい部位の細胞を採取します。
HPV検査:子宮頸部から細胞を採取し、HPV(子宮頸がんの原因となるウイルス)に感染しているかどうかを調べます。
がん検診のメリットとデメリット
がん検診を受けることにより、早期のがんを発見して治療を行い、死亡率を下げることができます。
しかし、受診された方にとって不利益となってしまうような場合もあります。
このような点について十分に説明を受け、納得された上でご自身の健康のためにがん検診を受けていただくよう
お願いします。
がん検診のメリット
救命の効果があります
最大のメリットは、早期発見と早期治療によって、命を救えることです。
早期のがんを発見し、早期に治療することができます
早期のがんであれば、治る可能性が高く、治療も簡単に済むことが多いです。
がんが進行してしまうと、身体への治療の負担が大きくなり、時間もかかってしまいます。
早期の段階で見つけられるよう、がん検診を定期的に受けることをお勧めします。
がん以外の病気も見つけることができます。
がん検診では、早期がんだけでなく、がんになる前の病変がみつかることもあります。
(大腸のポリープや子宮頸部の異形成など)
適切な治療をすることで、がんになるのを防ぐことができます。
安心して生活を続けることができます。
一生のうちに日本人の2人に1人ががんになり、年間で亡くなる人の3割ががんで亡くなっている時代です。
定期的にがん検診を受けることで、ひとまず安心して生活を送ることができます。
がん検診のデメリット
検診の判定・診断結果が100%正しいとは言えません
がんの場所や種類によっては、検診をしても見つけにくいこともあり、見落としてしまうことがあるのが現状です。
不必要な治療や検査を受けてしまう可能性があります
検診で見つかるがんには、その後進行せずに、結果的には命に影響のないがんもあります。
現状、このようながんと命に影響するがんを区別することはできません。
見つかったがんは手術などで治療しますが、この治療は本来不要だった、ということになる可能性もあります。
また、がん検診で「要精密検査」と判定されると精密検査を受ける必要がありますが、
その結果「がんではない」と判定されることも多くあります。
これを「偽陽性」といい、結果的には不必要な検査が行われたことになります。
ただこれは精密検査を受けなくてはわからないことなので、ある程度は避けられないのが現状です。
検査によって体に負担がかかってしまう場合があります
X線検査で使うバリウムで便秘になったり、内視鏡検査で出血、穿孔(胃や腸に穴を開けてしまうこと)を
起こしたりすることがまれにあります。放射線には被ばくの問題もあります。
精密検査では、がんが疑わしい部位の一部を採取して検査する生検が行われることもあります。
大切な検査ではありますが、受ける人にとっては怖いと感じたり、多少痛みを伴ったりする場合もあります。
このページに関する問い合わせ先
福祉保健部 国保健康政策課 健康づくり班郵便番号:853-8501
長崎県五島市福江町1番1号(本庁舎)
直通電話:0959-76-3725
ファックス番号:0959-74-1375(直通)