『五島市地域おこし協力隊(奈留島の保育士)』を募集します!
更新日:2025年9月18日
五島列島・奈留島の保育園で保育士として勤務しながら、奈留島だからこそできる子育て環境をめざす地域おこし協力隊員を募集します。
募集の詳細については、下記関連ファイルの「募集要項」に記載しておりますので、ぜひご一読ください。
目指すは「奈留島だからこそできる子育て環境」
勤務地がある「奈留島」
隊員の勤務地がある「奈留島」は五島列島の真ん中に位置しており、五島市の中心地である福江島からは定期船で渡ることができます。鳥が翼を広げたような複雑に入り組んだ地形をしていることから、天然の良港を作り出し、昔から漁業の島として栄えてきました。かつては、漁業のまき網船団の一大基地として栄え、昭和30年頃には約9,200人程の人口でしたが、徐々に人口が減り、現在の人口は約1,700人余り。65歳以上の高齢化率は64%と、人口減少・少子高齢化が顕著となっています。
しかし、小さい島ながら、高齢者施設や病院、スーパー、飲食店などの生活インフラは整っており、保育園から高校までの子育て支援及び教育機関もあります。小中学校ではしま留学生、高校では離島留学生を地域で受け入れており、島ならではの教育を推進しています。
学校の空き教室を活用した保育所
奈留島唯一の保育所「奈留さくら保育所」は、令和6年度より奈留小中学校内に園舎を移転しており、学校の空き教室を利用して運営している全国的にも珍しい保育所です。
こうした保育環境から、園児だけでなく幅広い年代の子供達が交流をする機会が多く、思いやりの心の育成や幼児期教育から児童期教育へのスムーズな接続などが期待されています。
島に暮らす子供の数は決して多くはありませんが、このような特殊な保育環境であることから、年代を超えた交流が日常的に行われており、地域の方々も含め、みんなが家族のようにつながっています。
このような「奈留島ならではの子育て環境」をもっともっと磨き上げ、奈留島の子育てスタイルを築きあげたい。これが協力隊に求められているお仕事です。
協力隊のミッション
Mission1 奈留さくら保育所で保育士として勤務
- 保育士として、奈留島の子ども達に保育を行います。
- 奈留さくら保育所には現在、常勤の保育士がいません。
地域おこし協力隊員には、常勤の保育士として勤務していただきます。
(保育資格を持つ非常勤の職員が5名おります) - 現在、奈留さくら保育所には園長がいません。
管理業務などは五島市社会福祉協議会の奈留支所職員が担っていますが、
その業務サポートも行っていただきます。 - 業務内容については、他の保育スタッフがしっかりとサポートします。
また、生活する中で不安な点などについては、社協の職員が相談に応じます。
Mission2 幼保小中高連携の取組の推進
- 奈留小中学校との交流事業を実施するなど幼保小連携の取組に加え、奈留高校を含めた「幼保小中高連携」の取組を推進していただきます。
- 奈留高校や放課後児童クラブとの連携による交流事業の実施を検討していただきます。
- 放課後児童クラブや子育て支援事業を実施している「(一社)奈留しまなび舎」には2名(令和7年9月時点)の地域おこし協力隊員と元隊員が在籍しているので、活動の手助けとなってくれるはずです。
活動イメージ
ミッションをクリアしていくために、下記のようなイメージで活動を進めていきます。なお、あくまで現時点でのイメージなので、活動を進めていくうえで、変わることがあります。
1年目 まずは奈留島について知ろう
- 隊員には保育士(五島市社会福祉協議会の職員)として「奈留さくら保育所」で勤務します。
- 保育士として勤務しながら、島内散策をしたり、行事への参加、島民との交流をしながら、奈留島を知るところからスタートします。
- 奈留小中学校や奈留高校、奈留しまなび舎など、子育てに関係のある各施設の皆さんとは、積極的に交流し、関係を築きます。
2年目 子ども達が交流する機会をつくろう
- 保育士としての勤務になれてきたら、奈留小中学校と連携し、子どもたちが交流できる取組を企画し、実践していきます。
- 奈留高校とも連携しながら、高校生も含めた島の子ども達の交流を促す事業を考えます。
- 他にも放課後児童クラブやその他の子育て支援団体とも関係を築き、交流の機会づくりのアイディアを考えます。
3年目 奈留島ならではの子育て環境の形を築き発信しよう
- 年間を通じた子ども達の交流プログラムをつくりあげます。
- 奈留高校や関係団体との連携による交流についても取り組んでいきます。
- こうした交流事業を積み重ねながら、奈留島だからこそ取り組むことができる子育て支援のスタイルを確立し、広く知ってもらえるよう島外に発信します。
任期終了後について
- 任期終了後も引き続き、奈留さくら保育所の保育士として勤務しながら、奈留島スタイルの子育て支援に関わっていき、定住することが考えられます。(必ず、ミッションに即した活動に取り組まないといけないということではありません)

募集人数
2名
応募条件
応募条件
- 3大都市圏をはじめとする都市地域等にお住まいで、採用後、五島市に生活の拠点を移し、住民票を異動できる方
3大都市圏をはじめとする都市地域等とは…埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、政令指定都市、及び「過疎、山村、離島、半島等の地域」に該当しない市町村 - 保育士の資格を有している方
- 活動期間終了後も五島市に定住し、起業又は就業しようとする意欲がある方
- パソコン(ワード・エクセル・パワーポイント)の一般的な操作ができ、SNS等を使って情報発信できる方
- 普通自動車免許を有し、実際に運転できる方(AT限定可)
- 地方公務員法(昭和25年法律第261号)第16条に規定する欠格条項に該当しない方
求める人物像
- 離島の生活に憧れ、楽しむことができる方
- 住民の一人として、地域住民と積極的に交流を図り、地域に溶け込みながら、様々な地域活動に意欲的に参加できる方
- 業務で関わる関係者と積極的にコミュニケーションを図りながら連携し、奈留島の活性化のために意欲的に活動できる方
勤務地
- 奈留さくら保育所(五島市立保育事業所)
所在地:五島市奈留町浦1225番地1
勤務日及び勤務時間
- 勤務時間週38.45時間(1日につき7時間45分)月曜日から土曜日まで
- 一ヶ月単位の変形労働時間制
- 年次有給休暇のほか特別休暇制度有
雇用形態及び期間
- 五島市が五島市地域おこし協力隊として委嘱し、社会福祉法人五島市社会福祉協議会の職員として雇用されます。
- 最初の任用期間を令和8年1月1日から令和8年3月31日とし、活動状況により、最長3年間の更新が可能です。
報酬等
- 月額215,600円(各種手当を含む)
40歳主任保育士(前歴10年)で想定した額であるため、年齢や前歴により変更することがあります。 - 期末手当あり
(夏季)月額×1.4月分
(冬季)月額×1.6月分 - 勤勉手当あり(月額×0.725月分×年2回)
(いずれも令和7年9月現在) - 在職期間が6ヶ月に満たない場合は支給割合が変更になります。
待遇及び福利厚生
- 住居については、無償貸与又は家賃補助制度活用(上限24,500円/月額)
- 健康保険、厚生年金、雇用保険に加入します。
- 退職金制度あり(勤続1年以上)
地域おこし協力隊が負担するもの
- 五島市までの交通費、引越しに要する経費
- 活動期間中の生活に必要な備品、消耗品など
応募手続
応募受付期間
令和7年9月16日(火曜日)から令和7年10月24日(金曜日)17時15分必着- 提出された書類は返却しません。
- 募集の目的を達成するため、必要があるときは上記募集期間の延長や追加募集を行うことがあります。
提出書類
- 五島市地域おこし協力隊応募用紙 (下記関連ファイル参照)
- 保育士資格を有していることを証する書類の写し
- 運転免許証の写し
申込み・問い合わせ先
郵便番号:853-8501
住所:長崎県五島市三尾野一丁目7番1号
五島市役所 福祉保健部 こども未来課 子育て支援班
電話番号:0959-74-5831
ファクス番号:0959-74-5832
メールアドレス:kodomo●city.goto.lg.jp(●を@に置き換えてください)
応募前の「カジュアル面談」をおススメします。

選考
第1次選考(書類審査)
対象者:募集期間中に応募書類が到着した方
時期:応募書類到着から1週間以内を目処に実施
方法:応募書類の審査
第2次選考(面接審査)
対象者:第1次選考の合格者
時期:第1次選考結果を通知する際にお知らせします
方法:五島市での対面による面接審査(五島市での実施を原則としますが、状況により相談に応じます)
第二次選考で来島される場合、面接旅費の補助を受けることができます。
- 助成対象は40歳未満となっております。
- 五島市までの面接にかかる旅費について補助を行います。(上限6万円・補助率3分の2)
- 申請手続きは応募者自身で行っていただきます。
- 面接旅費補助の詳細は、第一次選考の結果通知時にお知らせします。
最終結果
- 第2次選考の結果により、合否の判定を文書で通知します。
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問い合わせ先
五島市役所 福祉保健部 こども未来課 子育て支援班
電話:0959-74-5831FAX:0959-74-5832
メール:kodomo●city.goto.lg.jp●を@に変更してください。