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「見る」長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

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江上天主堂

更新日:2023年3月6日

江上天主堂の外観

大正7年(1918年)建立
教会の保護者:聖ヨゼフ
郵便番号:853-2202
長崎県五島市奈留町大串1131

江上天主堂地図

  • 江上天主堂に掲げられた「天主堂」の文字
  • 江上天主堂の内観
  • 江上天主堂から見た外の様子

江上(えがみ)天主堂の歴史は、1881年(明治14年)3月に潜伏キリシタンの4家族が洗礼を受けたことにはじまります。かれらの先祖は、江戸時代末期に大村藩領(現在の長崎市外海(そとめ)方面)から移住してきたのでした。そのころ江上地区には教会がなかったため、信徒の家でミサがおこなわれていましたが、1906年(明治39年)、現在地(奈留(なる)町大串1131)に簡素な教会が建てられました。

本格的な教会が建築着工されたのは、1917年(大正6年)でした。当時の信徒は40戸から50戸でしたが、各地で教会建築をしていた鉄川与助に設計施工を依頼し、信徒たちはタブの木を伐りはらって敷地を造成しました。建築資金はすべて、キビナゴの地引網(じびきあみ)で得た収入などを出しあい、翌1918年(大正7年)3月に完成させました。

江上天主堂を訪ねると、緑の木々の間からのぞく白い壁、窓がブルーの外観からは愛らしい印象を受けます。建物の構造は、湿気を避けるために床を高くし、柱には手描きの木目模様、窓には花を描いた透明ガラスを工夫していることなどが特徴です。内部は本格的な立面構成の三廊式になっており、リブ・ヴォールト天井(蝙蝠(こうもり)天井)の美しい曲線が、人々の祈りの空間をあたたかく包んでいます。

この教会は、わが国における木造の教会のうち、完成度の高い作品として歴史的価値に優れ、小規模ながら教会建築の名工鉄川与助の代表作としても重要であり、2008年(平成20年)6月9日、国の重要文化財に指定されました。

  • アクセス
    奈留港から車で15分
  • ミサの日
    〈第3日曜日〉15時
  • 開閉(鍵)
    内部見学には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」への事前申込が必要です。(ホームページか電話番号095-823-7650)
    内部見学可能時間:9時から15時30分
    教会守が閉館日を除き常駐
    内部見学不可日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、第3日曜日
  • その他
    駐車場 有、トイレ 有
  • 撮影する場合
    カトリック長崎大司教区への申請が必要です。
    詳しくは以下のホームページをご確認ください。

撮影の申請・お問合せ

カトリック長崎大司教区 法人事務所
郵便番号:852-8113
住所:長崎県長崎市上野町10-34カトリックセンター
電話番号:095-846-4248
ファクス番号:095-848-8310

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