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「見る」長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

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楠原教会

更新日:2023年6月26日

楠原教会

明治45年(1912年)建立
教会の保護者:聖家族
郵便番号:853-0703
長崎県五島市岐宿町楠原

楠原教会地図

  • 楠原教会の内観
  • 楠原教会の祭壇
  • 楠原教会の祭壇のアップ

大村藩(現在の長崎市外海(そとめ)方面)から移住してきた潜伏キリシタン第一陣108名のうち、一部の者は楠原(くすはら)に住みつきました。1865年(元治2年)、信徒発見の日を迎え、五島のキリシタンたちも次々と長崎のプティジャン司教のもとを訪れて、五島の津々浦々に待ちに待った神父到来の報(しら)せが伝えられました。しかし、五島では明治に入るころから信徒への弾圧や捕縛がはじまり、楠原でも帳方(ちょうかた)の家が牢にあてられました。

やがて水ノ浦の牢に移され、棄教を迫る役人の残酷な拷問が待っていました。1873年(明治6年)、禁教の高札が撤去され、ようやく捕縛や入牢はなくなりました。

1912年(明治45年)、鉄川与助により3年の歳月をかけて完成したのが、現在の楠原教会です。
外観はレンガ造りのゴシック様式で、内部はリブ・ヴォールト天井になっており、下五島に現存する教会としては、堂崎(どうざき)教会に次いで2番目に古い教会です。

その後、年月の経過とともに楠原教会は徐々に傷みが出はじめ、そのつど部分的な補修がおこなわれていましたが、1968年(昭和43年)には祭壇部分を含めた大がかりな増築、補修工事が行われ、現在に至っています。

境内にはファチマの聖母と牧童たちのかわいい像を配した一角があり、こちらも祈りの場になっています。
近くには1868年(明治元年)の弾圧でキリシタンが投獄された楠原牢屋敷跡があり、記念碑が建てられています。

  • アクセス
    福江港、福江空港からいずれも車で30分
  • ミサの日
    〈木曜日・土曜日〉5時45分
    〈日曜日(奇数週)〉6時30分
    〈日曜日(偶数週)〉8時30分
  • 拝観可能時間
    9時から16時
    <ミサや教会行事中は不可の場合があります>
    <扉が閉まっているときは内観見学はできません>
  • その他
    駐車場 有(20台)、トイレ 有

周辺案内図

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