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「見る」長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

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浜脇教会

更新日:2024年3月13日

浜脇教会

昭和6年(1931年)建立
教会の保護者:至聖なるイエズスの聖心
郵便番号:853-2173
住所:長崎県五島市田ノ浦町263

浜脇教会地図

  • 浜脇教会の扉
  • 浜脇教会の内観1
  • 浜脇教会の内観2

寛政年間に大村藩から移住した潜伏キリシタンは、久賀島(ひさかじま)では上平(かみのひら)、細石流(ざざれ)、永里(えいり)、幸泊(こうどまり)、外輪(そとわ)、大開(おおびらき)などに落ち着きました。

1866年(慶応2年)ごろ、久賀島の潜伏キリシタンたちの耳にも歴史的な長崎の信徒発見のできごとや、プティジャン司教の情報が入ってきました。先祖代々伝えられていた、待ちに待ったパードレ(カトリックの司祭)の出現に、危険も顧みず久賀島 から密かに長崎に渡り、プティジャン司教に教えを請いに出かける信徒もでてきました。その後久賀島では、禁教政策が続くさなか、代官所に自らキリシタンであることを公言する信徒が次々に現れました。このことが久賀島牢屋の窄(さこ)殉教事件へと発展したのです。

その久賀の地で迫害を乗り越えた信徒たちによって1881年(明治14年)に建立されたのが、最初の浜脇教会です。外観はまったくの和風建築でしたが、内部は三廊式、板張りのリブ・ヴォールト天井による空間構成、ゴシック風祭壇など、本格的な教会建築様式の立派な教会でした(現旧五輪教会堂)。

木造の教会は潮風にさらされて傷みが激しく、増え続ける信徒の数に対応できなくなり、1931年(昭和6年)、台風にそなえて堅牢さを求め、五島初の鉄筋コンクリート造りの教会に建て替えられ、現在に至っています。

  • アクセス
    福江港 定期船20分 田ノ浦港 徒歩10分 教会
    福江港 車15分 奥浦港 海上タクシー10分 田ノ浦港又は浜脇港 徒歩10分 教会
  • ミサの日
    〈第1日曜日、第3日曜日、第5日曜日〉 8時
    〈第2土曜日、第4土曜日〉 18時
    〈第1金曜日〉 6時
    〈第2木曜日、第3木曜日、第4木曜日、第5木曜日〉 6時
  • 拝観可能時間
    9時から17時
    <ミサや教会行事中は不可の場合があります>
    <扉が閉まっているときは内観見学はできません>
  • その他
    駐車場 有、トイレ は田ノ浦港待合室のトイレをご利用ください

周辺案内図

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