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「見る」長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

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牢屋の窄殉教記念教会

更新日:2024年3月13日

牢屋の窄殉教記念教会

昭和59年(1984年)建立
教会の保護者:殉教者の元后
郵便番号:853-2171
住所:長崎県五島市久賀町大開

牢屋の窄殉教記念教会地図

  • 牢屋の窄殉教記念教会の様子
  • 牢屋の窄殉教記念教会の石碑
  • 牢屋の窄殉教記念教会の内観

1868年(明治元年)、この地(久賀(ひさか)町大開(おおびらき))で久賀島内の信徒たちが捕らえられ、残酷な責め苦を受けました。のちに「五島崩れ」と呼ばれる、五島におけるキリシタン弾圧のきっかけともなったできごとです。

かれらは自らキリスト教(カトリック)の信仰を表明したために捕らえられたもので、12畳ほどの狭い牢に200名あまりが押し込められました。これは畳1枚あたり17人という狭さで、横になることもできず、排泄もその場にしなければならないという想像を絶する惨状でした。信徒たちは8ヵ月にわたりこの状況を耐えしのびましたが、飢えや病、拷問のために39名が死亡し、出牢後の死者3名を加えると42名の信徒が命を落としました。

この殉教の場所に建てられているのが、現在の牢屋の窄殉教記念教会です。最初の教会は、殉教者を顕彰するため1969年(昭和44年)3月、殉教地にほど近い場所に建てられ、その後老朽化により1984年(昭和59年)に実際に牢屋のあった場所に建て替えられました。現在、教会の内部は床のじゅうたんが色分けされ、牢の広さがひと目でわかるようになっており、かれらの苦しみを雄弁に物語っています。

この地では毎年秋に、殉教者をたたえ先祖の信仰に倣うため、五島内外の信徒や巡礼者が集まって、牢屋の窄殉教祭が行われています。

  • アクセス
    福江港 定期船20分 田ノ浦港 車15分 教会
    福江港 車15分 奥浦港 海上タクシー10分 田ノ浦港又は浜脇港 車15分 教会
  • ミサの日
    〈第3日曜日〉9時30分
  • 拝観可能時間
    9時から17時
    <ミサや教会行事中は不可の場合があります>
    <扉が閉まっているときは内観見学はできません>
  • その他
    駐車場 無

周辺案内図

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