地域包括ケアシステムの構築状況
更新日:2022年1月28日
地域包括ケアシステムの構築状況について、令和3年8月3日に県のヒアリングを受けました。その結果をお知らせします。
五島市の基本情報(令和3年3月31日現在)
- 総人口:22,576人
- 高齢者数(率):8,142人(36.06%)
- 後期高齢者数(率):4,219人(18.69%)
- 要介護認定率:14.48%
- 要支援認定率:4.02%
五島市の特徴、地域包括ケアシステム構築に向けた主な取り組み
- 地域包括ケアシステムの構築・充実に向けて、福祉保健部、市民生活部、地域振興部等の部課を越えて、まちづくりの視点で地域包括ケアシステムの庁内連携が進んでいる。
- 各生活圏域におけるまちづくり協議会とSCや生活支援の協議体が連動して、生活支援体制の取組が進んでいる。
- 社会福祉法人の地域貢献活動への意識が高く、生活支援体制の取組に対して協力的である。
- 地域共生社会を見据えた取組に着手している。
自己評価シートにおける五島市としての課題認識
A 医療
- コロナ禍であっても、在宅に帰って最期を迎えたいという希望が増えてきており、訪問看護の体制が厳しくなっている。
B 介護
- ヘルパーの不足、高齢化が課題。ヘルパー事業所が閉まったり、高齢化している状況で、いつまで続くかと懸念。
C 保健・予防
- 高血圧の問題、介護の問題あるが、栄養指導等もやっていきたい。
- 自立支援型ケア会議については、進化していきたい。市としては、幅広い方に参加してもらいたいので、そこで顔の見える関係づくり進めていきたい。地域ケア会議におけるアドバイザー自身の理解促進も必要。
D 住まい・住まい方
- 住宅改修への立ち合いにリハ専門職がどれくらい関われるかという点は、今後、調査を行っていきたいと思う。
- グループホームについては、3事業所(2ユニット)がやめた。いま、ベット数は人口的には足りているが、今後どうなるか。
E 生活支援・見守り等
- 生活支援については、住民の意識は「大丈夫」という人多いが、実際は今のうちから体制を整えないと難しい。何かあったら役所がどうにかしてくれるという認識。家族がいるから大丈夫ということ多いが、家族がいなくなった10年後、20年度を見据えて、そのあたりの住民の認識を高める取組をしていく必要がある。
F 専門職・関係機関のネットワーク
- 顔の見える連携はできている。個の連携はずっと取り組んでいく必要があるので今後も続けていきたい。
G 住民参画
- 専門職や協議会関係の委員さんにはお知らせしているが、今後は包括ケアの構築状況などを、住民に伝えていくかという点が大切。公表の取組進めていきたい。
H 行政の関与
- 庁内連携につとめ、相談を受けたところで解決してけるような体制を取っていく必要がある。地域包括ケアシステムと地域共生社会の実現は、ほぼ同じ内容なので、今後。住民への公表にあたり、どのように周知していくか。
五島市として考える一番の課題認識
人材不足への取り組みを進めていきたい。
ヒアリングを終えて県が認識した五島市の課題
- 地域包括ケアシステム構築状況等について住民への周知を進め、住民参画の取組を進める必要がある。
- 医療や介護等の人材が少ない状況であるが、専門職同士の顔の見える関係やネットワーク強化の取組を継続的に続け、専門職の効果的・効率的な活用方法を検討していく必要がある。
- 地域包括ケアシステムを基盤とした地域共生社会の実現に向けて、庁内連携の取組を進める必要がある。
このページに関する問い合わせ先
福祉保健部 長寿介護課 長寿支援班
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長崎県五島市福江町1番1号(本庁舎)
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