地域包括ケアシステムの構築状況
更新日:2023年1月27日
地域包括ケアシステムの構築状況について、令和4年7月13日に県のヒアリングを受けました。その結果をお知らせします。
五島市の基本情報(令和4年3月31日現在)
- 総人口:35,093人
- 高齢者数(率):14,528人(41.40%)
- 後期高齢者数(率):7,600人(21.66%)
- 要介護認定率:14.7370%
- 要支援認定率:4.7150…%
五島市の特徴、地域包括ケアシステム構築に向けた主な取り組み
- 遠隔診療車の導入等、島特有の課題解決に向け、市が主体的に取り組んでいる。
- 介護人材不足の対策として、市独自での補助制度など、独自で様々な取組を行っている。
- 地域共生社会を見据え、関係各課との協議の定例的な実施やワンストップ窓口の設置、適宜関係者間で事例検討を行うなど取組に着手している。
自己評価シートにおける五島市としての課題認識
A 医療
- ACPの普及。また、看取りの需要に対応できるかが課題。部会の中でその点の話し合いを進めていく。
B 介護
- 人材不足。ケアマネも不足。更新研修参加や未更新の部分も市独自で補助等しているので有資格者を確保していきたい。
C 保健・予防
- 生活習慣、食習慣の見直しが課題。自立支援型地域ケア会議ではモニタリングを行い、助言をいただいた内容について、その後の状況を助言者へ還元していきたい。
D 住まい・住まい方
- 高齢者にあった住宅改修ができれば良い。手すりの高さなど大工のつけやすい場所と実際に必要な場所が違う。
E 生活支援・見守り等
- 屋外の見守りがなかなかできていない。2年連続で行方不明高齢者の死亡事件があった。
- 離れた家族でも可能な見守りをすること。昨年度は見守り機器メーカーと屋内見守りの実証実験を行ったが、通信環境が悪く導入ができなかった。今年度は屋外を徘徊する方の見守りとして、実証実験までできたらと考えている。
F 専門職・関係機関のネットワーク
- 地域リハビリテーションの連携強化をしていきたい。
G 住民参画
- 自分事と考えて、何事も取り組んでもらう意識作りをしていきたい。住民への啓発浸透を行いたい。
H 行政の関与
- 庁内連携が課題。温度差を埋められるかが課題。
五島市として考える一番の課題認識
介護人材の確保が課題。また、共生社会を築きあげれば地域包括ケアシステムが構築できると考えているので、重層的支援体制を整え、地域包括ケアシステムを構築したい。
ヒアリングを終えて県が認識した五島市の課題
- 医療や介護等の人材が少ない状況であるが、専門職同士の顔の見える関係やネットワーク強化の取組を継続的に続け、専門職を活用した効果的な事業展開につなげていく必要がある。
- 地域リハビリテーション広域支援センターと連携し、奈留圏域及び二次離島への支援に取り組む必要がある。
- 地域共生社会を見据え、関係各課間での連携をより強化していく必要がある。
このページに関する問い合わせ先
福祉保健部 長寿介護課 長寿支援班
郵便番号:853-8501
長崎県五島市福江町1番1号(本庁舎)
直通電話:0959-72-6194
ファクス番号:0959-75-0373(直通)