セアカゴケグモ、ハイイロゴケグモにご注意ください
更新日:2020年11月19日
特定外来生物である「セアカゴケグモ」や「ハイイロゴケグモ」が九州でも確認されています。長崎県内では、平成28年8月に大村市でセアカゴケグモが発見されました。
これらのゴケグモは、車やコンテナなどに付着して生息域を広げ、長崎県内への拡大が懸念されます。もし、セアカゴケグモなどを見つけた場合は、靴で踏みつぶすか、市販の殺虫剤等で駆除し、市または県の機関へご連絡ください。
見分け方・特徴
セアカゴケグモ
成熟したメスの体長は、約0.7センチメートルから1.0センチメートル。全体が光沢のある黒色で、腹部の背面に目立った赤色の縦条、腹部の腹面に赤色の砂時計型-ひし形の斑紋があります。
ハイイロゴケグモ
成熟したメスの体長は、約0.7センチメートルから1.0センチメートル。色彩はさまざまで腹部の背面が真っ黒なもの、茶色や灰色を基調として、斑紋をもつものなど変異が多いですが、腹部の腹面に赤色の砂時計型-ひし形の斑紋があります。
セアカゴケグモ、ハイイロゴケグモの画像
ゴケグモの生態
- 日当たりの良い暖かい場所で、側溝、プランターの底、室外機の裏などに営巣します
- おとなしい性格で攻撃性は少なく、積極的に人を襲うことはありません
- 毒をもつのはメスのみ
- 巣は、きれいな同心円状ではなく、不規則で立体的な形で地面に近いところに作ります
ゴケグモを発見した時の対応
- 確認
ゴケグモの特徴をもとに確認してください。 - 処分・報告
家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を直接噴霧するほか、熱湯をかける、靴で踏みつぶす等の物理的な方法で駆除してください。卵のう(卵が入っている袋)は外皮に覆われており、殺虫剤が効きにくいので、ビニール袋に入れて踏みつぶした上で、殺虫剤を噴霧してください。
駆除後、五島市または長崎県の機関へ連絡してください。
咬まれた時の処置
確認
針で刺されたような痛みを感じます。その後咬まれた部分が腫れ、熱くなります。通常は数時間から数日で症状は回復しますが、重症例では、進行性の筋肉麻痺が生じます。
対応
余分な毒を温水や石鹸水で洗い流し、できるだけ早く医師の治療を受けてください。咬んだクモの種類が分かるように、できれば駆除したクモを病院に持参してください。
その他
ゴケグモに咬まれないように、屋外で作業する場合は、軍手などの手袋を着用してください。長崎県内のゴケグモの確認状況については、長崎県ホームページをご覧ください。
問い合わせ先
長崎県環境部自然環境課
郵便番号:850-8570 長崎県長崎市江戸町2番13号
電話番号:095-895-2381
五島振興局総務課
郵便番号:853-0007 長崎県五島市福江町7番1号
電話番号:0959-72-2121(直通)