メニューにジャンプコンテンツにジャンプ
五島市 まるごとう

音声読み上げ

トップページ > 事業者向け情報 > 農林水産業 > 水産 > ブルーカーボンクレジット公売のお知らせ

ブルーカーボンクレジット公売のお知らせ

更新日:2023年5月25日

公募に至る経緯~公募まで

五島の藻場

五島市では、かつては大きな藻場が各地に見られ、磯に根差して生きるアワビやイセエビなどの磯根生物が数多く漁獲されておりましたが、近年は、漁獲量が減少し危機的な状況に陥っています。大きな理由のひとつとして、これらの生物が拠り所とする藻場が、衰退(磯焼け)したということがあります。

磯焼けとは

磯焼けとは、海藻がほとんどない場所が広がってしまうことで、その原因は、海水温の上昇とそれに伴う植食動物の影響力の増大と考えられています。この磯焼けの状況を少しでも改善するため、五島市では2016年頃から本格的な磯焼け対策を始め、各地区で努力を続けてきました。

  • 外海に面した海域では、植食魚の影響を回避するために、磯を仕切り網で遮断し、ヒジキやワカメの藻場が再生しました。
  • 湾内の海域では、ガンガゼを磯焼けの主因と捉えてその駆除を続け、アカモクやマメタワラの藻場が再生し、さらに拡大中です。
  • 各地区間での種苗(海藻の種)の提供や、市内有志で結成した磯焼けバスターズ(応援部隊)による、人手不足の地区に応援を派遣する制度も確立しました。

藻場再生の財源の確保のために

藻場の再生は、直接の漁業収入の増大には繋がらないため、藻場再生活動は補助金に頼らざるを得ない状況です。

そこで、各地区の活動により再生された藻場が蓄える炭素(カーボンクレジット)を公売し、カーボンオフセット(排出と吸収の相殺)達成を求められる企業などにご購入いただき、藻場再生活動の財源に充てたいと考えております。

ブルーカーボンクレジット公売

昨年度、認証機関において12.1トンのカーボンクレジットが認証されましたので、今回、そのカーボンクレジットを公売しております。

公売の申し込みは、下記の関連リンク「JBEホームページへ」からお願いします。(次の順番でクリック)

  1. 下記の関連リンク「JBEホームページへ」
  2. 「令和5年度(2023年度)第1回Jブルークレジット購入申込者公募」
  3. 目次3-〔5〕「五島市藻場を活用したカーボンニュートラル促進事業」
公募方式については、「五島市藻場を活用したカーボンニュートラル促進事業」の下段に記載している「4.公募方式(詳細)」で 必ずご確認ください。

ブルーカーボンクレジット認証までの流れ

地球温暖化を緩和するという重要な課題において、植物の持つ炭素固定能力に対する期待が高まっており、海藻も例外ではありません。海藻が固定する炭素はブルーカーボンと呼ばれ、日本ではジャパンブルーエコノミー技術研究組合が唯一のクレジット認証機関です。昨年度、18 ヘクタールの藻場で固定された12.1 トンのカーボンを申請し、県内で初、九州でも2番目の認証例となりました。

このページに関する問い合わせ先

産業振興部 水産課 水産振興班

郵便番号:853-8501
長崎県五島市福江町1番1号 (長崎県五島振興局)

直通電話:0959-72-7869
ファックス番号:0959-74-1994(代表)

このページに関するアンケート

このページの情報は役に立ちましたか?
このページは分かりやすかったですか?
このページは探しやすかったですか?