ミルキークイーン米 有限会社ファームランド五島

紹介

岐宿町山内の自然豊かな盆地でお米を作っている「ファームランド五島」。代表の山下勝志（やましたかつし）さん（42）は、高校生の頃「福祉で人のために仕事がしたい」と思い、介護の専門学校に進学。卒業後は、市内の老人ホームなどで介護の仕事に励んでいました。

転機が訪れたのは山下さんが35歳の時。父が病気になり、営んでいた会社の存続が危機的な状況に。会社を継ごうと考えたことがなかった上に、全く違う分野の仕事をしてきたこともあり、悩む日々が続きました。しかし、介護と同じく人のためになる仕事であること、「山内のきれいな風景や景色を守りたい」という思いなどから、継ぐことを一大決心。平成24年、ファームランド五島の代表取締役に就任しました。

栽培しているお米は、コシヒカリの突然変異として生まれた「ミルキークイーン」。アミロース含有量が低いため、モチモチとした食感で、粘りが強く、冷めても固くならないのが特徴です。盆地で寒暖差が激しい山内の気候はミルキークイーンの栽培に適しており、栄養を蓄え、甘みのあるお米となります。「冷めても固くならないので、お弁当やおにぎりに最適。塩も何もつけずに食べてほしい」と山下さんは話します。

ふるさと納税の返礼品としても人気のミルキークイーン。食べた方から「おいしくて他のお米が食べられない」という手紙が届くほど、満足度が高い商品です。

「『おいしかった』というお客さんの言葉が何よりも嬉しく、元気をもらえる」と笑顔で話す山下さん。美しい山内の景色に囲まれ、これからもお客さんが喜ぶものを作り続けます。

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  代表取締役の山下さん

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  ミルキークイーン米で作ったおにぎり

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  稲刈りの様子