奥浦海鮮直売所「養殖本マグロ」
更新日:2020年7月1日
紹介
奥浦町、戸岐湾を目の前に、屋根の大きな文字が目を引く「奥浦海鮮直売所」。運営しているのは、奥浦地区の漁協組合員を中心に100人ほどで構成される「奥浦漁業集落」です。
13年前、集落のメンバーで広島県のカキ小屋を視察し、「新鮮な魚介類を味わえる場所を五島にも作りたい」と思ったことがきっかけでオープン。8年前には、五島市が進めていた「マグロ養殖の基地化」の一環で、奥浦で育った養殖クロマグロの販売に乗り出しました。
直売所の代表を務める中村不二男さん(65歳)は、奥浦町出身。漁師をしていた父の影響で同じ道に進み、普段はきびなご漁などを行いながら、土曜日・日曜日は直売所を運営しています。気さくな明るい人柄と、サービス精神旺盛のおもてなしは、地元だけでなく訪れる観光客にも好評です。
扱っているのは、奥浦湾で育った養殖マグロ。丸々とした巨大なマグロを3人がかりで解体し、冊状にさばいた切り身をすぐに急速冷凍することで、臭みもなく新鮮なマグロを味わえます。引き締まった身は、天然モノに負けないほど脂がのっており、食べると甘味と旨味が口の中に広がります。
五島市内でも少しずつ美味しさが理解されてきている奥浦海鮮直売所の養殖マグロは、ふるさと納税の返礼品としても人気の商品です。
中村さんは「五島では昔からマグロはあまり馴染みがないものだったが、今は市内の方も買いに来てくれるようになった。これからもPRを行い、まずは地元の人にもっと知ってもらいたい。『五島のマグロ』をブランドとして確立していければ」と話します。
中村代表とスタッフのみなさん
マグロを解体している様子
本マグロ1
本マグロ2
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