スプラウト三葉家「五島列島椿」
更新日:2020年8月1日
紹介
創業から約70年、五島で愛され続けるスプラウト三葉家の最中。元々は、玉之浦町荒川の豆谷旅館のお茶菓子として考案されたのが始まり。当時、温泉湯を使って作っていたことから、「湯最中(ゆもなか)」として長年五島で親しまれてきました。
2019年8月、味はそのままで、名前を「五島列島椿」に変え、パッケージの「椿」の文字に五島列島の地図を入れるなど、大きくリニューアルしました。
3代目となる山下 恭二さん(60歳)のこだわりは、安心・安全な国産の材料。海外産が主流になっている中、創業から現在まで、すべて国産のものだけで作っています。北海道産の小豆は、海外産と比べ、練り上げた際に芯が残りにくく、舌触りの良いあんに。国産のもち米は、粘りが強くモチモチとした食感が楽しめます。
最中の作り方も創業当時から変わっていません。小豆は3日間かけて練り上げ、砂糖となじませることで、より一体化しまろやかなあんになります。あんの硬さや練り具合などは、その日の気温や湿度によっても変わるもの。長年の経験で培った自分の感覚があるからこそ、今でも変わらない味を表現できます。そのあんを包む皮は、いくつもの専門店を試食した中で選び抜いた、福岡の最中種専門店のものを使用。パリパリとして、香ばしい味わいが口の中に広がる皮は、上品な甘さのあんと相性抜群です。
すべての工程、材料にこだわり抜いたスプラウト三葉家の「五島列島椿」は、ふるさと納税の返礼品としても人気の商品です。
山下さんは、「今後は、昨年導入したフードプリンターを使って、五島の名所を最中にプリントした商品なども手掛けていきたい。イベントなどに合わせた商品にすることで、もっと多くの人に食べてもらえれば」と話します。
先代から受け継がれてきた老舗の味を守り続けています。
店主の山下さんと、妻の純子さん
スプラウト三葉家の店舗外観
五島列島椿
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